中古車輸出ビジネスにおいて、海外バイヤーとの円滑なコミュニケーションは不可欠です。
本記事では、海外の取引先とのやり取りでそのまま使える英語の例文を、問い合わせ対応からトラブル発生時まで場面別に紹介します。
ビジネスメールのテンプレートを活用することで、ebayやgooといったプラットフォームでの取引もスムーズに進められるようになります。

英語に自信がない方でも、これらの定型文を基に対応することで、海外バイヤーとの信頼関係を築き、ビジネスを円滑に進めることが可能です。

実際の現場では、「返信が遅い」「写真の説明が不足していた」「価格条件があいまいだった」といった些細なコミュニケーションミスが原因で、成約直前にバイヤーが離脱するケースが少なくありません。

英語力よりも「型を持っているかどうか」が、初心者と経験者の差になります。

中古車輸出の取引を円滑に進める英語対応の重要性

中古車輸出ビジネスにおいて、丁寧で正確な英語対応は海外バイヤーとの信頼関係を築く上で極めて重要です。
言語や文化が異なる相手との取引では、少しの認識のずれが大きなトラブルに発展しかねません。
メールの文面一つで、企業の信頼性が判断されることもあります。

迅速かつ的確なコミュニケーションを心がけることで、取引がスムーズに進むだけでなく、リピートオーダーや新たな顧客紹介にもつながり、ビジネスの拡大に直結します。

海外バイヤーは複数の日本人セラーへ同時に問い合わせを送っていることが多く、最初に「誠実・明確・迅速」な返信をした業者が選ばれる傾向があります。

返信が24時間以上遅れると、それだけで競合に機会を奪われるリスクがあります。

また、国ごとにコミュニケーションスタイルも異なります。

たとえばアフリカ・中東のバイヤーはWhatsAppやLINEを好む傾向があり、東南アジアのバイヤーはFacebookメッセンジャーを日常的に使うケースも多いです。

プラットフォームに合わせた柔軟な対応が、商機を広げます。

【場面1】最初の問い合わせに対応する際の英語例文

海外バイヤーからの最初の問い合わせには、迅速かつ丁寧に対応することが、その後の取引を左右する重要な手順です。
問い合わせへの感謝を伝え、在庫状況や車両の状態、見積もりなどを明確に提示することで、バイヤーに安心感と信頼感を与えられます。
この段階で好印象を与えることができれば、成約に至る可能性が高まります。

ここでは、問い合わせの初期段階で使える基本的な英語例文を、状況別に解説します。

初回返信でよくある失敗が、「在庫の有無だけ」を伝えて終わるケースです。

バイヤーが本当に知りたいのは「自分の国まで届けられるか」「書類は揃うか」「支払い方法は何か」という全体像です。

最初の返信でこれらを先回りして案内できると、成約率が大きく上がります。

在庫の有無と車両状態を伝える返信メール

バイヤーからの在庫問い合わせには、まず感謝の意を示し、在庫の有無を明確に伝えます。
在庫がある場合は、年式、走行距離、修復歴の有無、車両の状態などを具体的に記載することで、相手の判断を助けます。
この手順で正確な情報を提供することが、後のトラブルを防ぎます。

車両の長所だけでなく、小さな傷やへこみなど、マイナス点も正直に伝える姿勢が信頼につながります。
在庫がない場合でも、代替案を提示すると次の機会につながる可能性があります。

英語例文(在庫あり):

Dear [Buyer’s Name],

Thank you for your inquiry. We are pleased to inform you that the vehicle you requested is currently in stock.

Here are the details: – Year: 2019 – Mileage: 45,000 km – Color: Silver – Accident history:

None – Condition: Minor scratches on the rear bumper (photos attached)

Please feel free to ask if you need any additional information.

Best regards,

「Accident history: None(修復歴なし)」は、海外バイヤーが最も重視する情報の一つです。

日本のオークション評価基準(AA〜R評価など)を補足説明できると、バイヤーからの信頼度がさらに上がります。

車両の詳細な写真を送付する際の案内文

車両の写真は、バイヤーが購入を決定する上で最も重要な情報の一つです。
写真を送付する際は、どの角度から撮影したものか(外装、内装、エンジンルーム、下回り、傷のある箇所など)を明記すると親切です。

この手順を踏むことで、バイヤーは車両の状態をより具体的にイメージできます。
「添付ファイルをご確認ください」という案内に加え、「他に希望する写真があれば遠慮なくお申し付けください」と一言添えることで、丁寧な印象を与えられます。

英語例文(写真送付時):

Please find attached photos of the vehicle, including: – Exterior (front, rear, left, right) Interior (dashboard, seats, odometer) – Engine room Undercarriage – Close-up of scratches/dents

If you need any additional photos, please let us know.

写真の枚数と角度は成約率に直接影響します。実際の現場では、写真が少ない・傷の箇所が不明確という理由だけで交渉が止まるケースがよくあります。

傷のある箇所は必ず単独でアップ写真を撮り、「Right rear bumper scratch」のように場所を英語で明記することを習慣にしてください。

概算の見積もり金額を提示するメール

見積もりを提示する際は、車両本体価格(FOB価格)と、仕向港までの運賃・保険料を含んだ価格(CIF価格)を分けて記載すると、バイヤーにとって分かりやすくなります。
この手順により、費用の内訳が明確になり、価格交渉がスムーズに進みやすくなります。
また、見積もりには有効期限(例:「This quotation is valid for 7 days.」)を設けるのが一般的です。

これにより、為替レートや在庫状況の変動リスクに対応できます。

英語例文(見積もり提示):

Please find our quotation below:

Vehicle: 2019 Toyota Land Cruiser FOB Price (Osaka/Nagoya Port): USD 18,500 CIF Price (to Lagos, Nigeria): USD 20,200 (Including sea freight and marine insurance)

This quotation is valid for 7 days. Payment method: T/T (Telegraphic Transfer) in advance

FOB・CIFの違いを知らないバイヤーも一定数います。「FOBとはOsaka Portまでの価格で、そこからの海上運賃・保険はお客様負担になります」と一言添えると親切です。

この説明を省くと、到着後に「追加費用が発生した」とクレームになるケースがあります。

【場面2】価格や条件を交渉するときの英語例文

価格や貿易条件の交渉は、中古車輸出ビジネスにおいて避けては通れない重要なプロセスです。
バイヤーからの要求に対し、自社の利益を確保しつつ、相手との良好な関係を維持するためには、丁寧かつ毅然としたコミュニケーションが求められます。
この場面では、守るべきビジネス上のルールと柔軟な対応のバランスが重要になります。

値引きの受け入れから断り方、貿易条件の確認まで、交渉で使える英語例文を紹介します。

実際には、バイヤーからの値引き要求は「本気の交渉」よりも「試し」である場合が多いです。

最初から大幅に値下げすると「まだ下がる」と判断されてさらに要求が続くことがあります。

最初の返答で「どこまで下げられるか」の基準を見せないことが重要です。

バイヤーからの値引き交渉を受け入れる場合の返信

値引き交渉に応じる際は、ただ承諾するだけでなく、今後の良好な関係構築につなげる一言を添えるのがビジネス上有効です。
例えば、「今回に限り特別に値引きします」といった表現を使うことで、相手に特別感を与え、感謝の気持ちを引き出すことができます。

「これを機に、今後も長いお付き合いができることを期待しています」といった言葉を添えることで、単なる価格交渉で終わらせず、将来のビジネスパートナーとしての関係性を深めることが可能です。

英語例文(値引き承諾):

Thank you for your offer. As a special consideration for our first transaction, we are pleased to accept USD 17,800 for this vehicle.

We hope this will be the beginning of a long and successful business relationship.

Please let us know if you are ready to proceed.

提示された値引きオファーを丁寧に断る際の表現

値引きを断る際は、相手の気分を害さないよう、丁寧な表現を心がけることがビジネスでは重要です。
ただ「No」と伝えるのではなく、「ご提示いただいた価格では難しいです」といった柔らかい表現を用います。

その上で、価格設定の根拠を簡潔に説明すると、相手の納得感を得やすくなります。
代替案として、他の安価な車両を提案するのも一つの方法です。

英語例文(値引き断り):

Thank you for your kind offer. However, we regret that we are unable to accept the proposed price, as our current margin does not allow further reduction.

Our best price for this vehicle is USD 18,500. We believe this is competitive given the vehicle’s condition and mileage.

If budget is a concern, we would be happy to suggest alternative vehicles that may better fit your requirements.

「値段の根拠を言わずに断る」と、バイヤーは「利益を取りすぎている」と感じて交渉を打ち切る場合があります。

「仕入れコストや海上運賃の上昇により」のような短い理由を一言添えるだけで、印象が大きく変わります。

FOBやCIFなど貿易条件を確認・提示するメール

貿易取引では、費用とリスクの負担範囲を定めたインコタームズ(貿易条件)の確認が不可欠です。
特にFOBとCIFは頻繁に使われるため、どちらの条件での価格提示なのかをメールで明確にするルールを徹底しましょう。
バイヤーがどちらを希望しているかを確認し、「The price is US$5,000 CIF to [PortName].」のように、条件と港名を具体的に記載します。

この確認を怠ると、後々どちらが海上運賃を負担するのかといったトラブルに発展するため、輸入・輸出双方にとって重要な確認事項です。

インコタームズは国際商業会議所(ICC)が定めた国際的な貿易条件の規則です。

FOB・CIF以外にも「EXW(工場渡し)」「CFR(運賃込み)」なども使われますが、中古車輸出ではFOBとCIFが最も一般的です。

詳細はJETROのインコタームズ解説ページも参考になります。

【場面3】契約締結から支払い確認までの英語例文

契約から支払いに至るプロセスは、金銭が関わるため、特に正確さと明確さが求められます。
請求書の発行から支払い方法の案内、入金確認、そして時には催促まで、各手順で適切なコミュニケーションを取ることがビジネスのルールです。
メールなど記録に残る形でのやり取りを徹底し、双方の認識に齟齬が生じないように注意深く進める必要があります。

ここでは、契約締結から支払い完了までに使用する英語例文を紹介します。

プロフォーマインボイス(請求書)を送付する際の案内

プロフォーマインボイス(Proforma Invoice)は、取引内容の確認や輸入許可の取得などに用いられる書類です。
送付する際は、添付ファイルとして送る旨を伝え、内容に間違いがないかバイヤーに確認を促す手順が一般的です。

「添付のプロフォーマインボイスをご確認ください。内容に同意いただけましたら、ご署名の上ご返送ください」といった案内文を添えることで、次のステップへとスムーズに移行できます。

英語例文(PI送付):

Please find attached our Proforma Invoice for your reference.

Kindly review the details and confirm if everything is correct. Once confirmed, please sign and return the document so we can proceed with the shipment arrangements.

If you have any questions, please do not hesitate to contact us.

PIの内容(車両情報・金額・条件・支払期限)に誤りがあると、通関書類との不一致でバイヤー側の輸入許可が下りないケースがあります。

特に車台番号(VIN/Chassis Number)と金額は二重チェックを徹底してください。

銀行振込など支払い方法を具体的に伝えるメール

海外送金では、正確な銀行情報が不可欠です。
支払い方法を案内する際は、銀行名、支店名、住所、SWIFTコード(BICコード)、口座番号、受取人名を漏れなく記載する手順を守りましょう。
これらの情報が一つでも欠けていたり間違っていたりすると、送金が遅れたり、追加手数料が発生したりする原因となります。

送金手数料はどちらが負担するのか(例:「All banking charges must be borne by the sender.」)を明記しておくことも、後のトラブル防止につながります。

英語例文(銀行情報案内):

Please find our bank details below for payment:

Bank Name: [Your Bank Name] Branch: [Branch Name] SWIFT Code: [XXXXXXXXX] Account Number: [XXXXXXXXXX] Account Name: [Your Company Name] Bank Address: [Full Address]

Please note that all bank transfer charges must be borne by the sender. Kindly send us the payment receipt once the transfer is completed.

中間銀行(コルレス銀行)の手数料が差し引かれ、受取額が不足するケースがあります。

「Please ensure the full amount reaches our account after all charges.」と一文加えるだけでトラブルを予防できます。

入金が確認できたことをバイヤーに知らせる連絡

バイヤーからの送金が確認できたら、速やかにその旨を連絡するのが丁寧な対応です。
この手順により、バイヤーは送金が正しく行われたことを確認でき、安心します。
「ご入金ありがとうございました。本日、全額の着金を確認いたしました」という一報が、信頼関係を深めます。

この連絡と合わせて、船積みの準備を開始する旨を伝えることで、取引が次のステップへ進んだことを明確に示すことができます。

英語例文(入金確認):

Dear [Buyer’s Name],

We are pleased to confirm that we have received your full payment of USD [amount] today.

We will now proceed with the export documentation and shipping arrangements. We will update you once the booking is confirmed.

Thank you for your trust and we look forward to a smooth transaction.

支払い期限を過ぎた際の丁寧な催促メール

支払い期限を過ぎても入金が確認できない場合、まずは状況確認のための丁寧なメールを送るのがビジネスのルールです。
高圧的な表現は避け、「お支払いの状況はいかがでしょうか」といった形でソフトに切り出します。
単純な失念や銀行側の手続き遅延の可能性も考慮し、「もし既にお支払い済みの場合は、ご容赦ください」という一文を添えることで、相手への配慮を示すことができます。

それでも返信がない場合に、少しずつ強い表現にしていくのが賢明です。

英語例文(支払い催促・1回目):

Dear [Buyer’s Name],

I hope this message finds you well. We noticed that the payment for the above vehicle was due on [date], but we have not yet received confirmation of the transfer.

Could you kindly let us know the current status? If you have already made the payment, please disregard this message and share the remittance slip for our reference.

We look forward to hearing from you.

1回目の催促で返信がない場合、3日後に2回目を送り、それでも無反応なら「キャンセルと車両の再販を検討します」と明確に伝えます。段階的に対応を強めることで、誠実さと毅然さを両立できます。在庫を長期にわたって抱えるコストは、1台あたり数万円規模になることもあります。

【場面4】船積み手配と書類発送で使う英語例文

入金確認後、車両をバイヤーのもとへ届けるための船積み手配と、輸出入に必要な書類の発送は、取引の最終段階における重要な手順です。
船の予約完了から出港スケジュールの連絡、そしてB/Lなどの重要書類の発送まで、各ステップで進捗を報告することで、バイヤーは安心して車両の到着を待つことができます。

ここでは、物理的な輸送と書類手続きに関する連絡で使える英語例文を紹介します。

船の予約(ブッキング)が完了したことを伝える通知

入金確認が取れたら、速やかに船会社にスペースの予約(ブッキング)を行います。
この手配が完了した時点で、バイヤーに一報を入れるのが親切な手順です。
「ご入金を確認し、本日、船の予約を完了いたしました」と連絡することで、取引が着実に進んでいることを示し、相手を安心させることができます。

この段階ではまだ詳細なスケジュールは確定していませんが、まずは予約が完了した事実を伝えることが重要です。

英語例文(ブッキング完了通知):

Dear [Buyer’s Name],

We are pleased to inform you that we have confirmed the shipping booking for your vehicle.

We will provide you with the vessel name, ETD, and ETA as soon as the full schedule is confirmed. Please stay tuned for our next update.

ブッキング完了の連絡は「進捗の見える化」として非常に重要です。この連絡がないと、バイヤーは不安を感じて頻繁に問い合わせを送ってきます。

逆に、こまめな進捗連絡が「信頼できる業者」という評価につながり、リピート注文を生みます。

船名や出港予定日(ETD)を連絡するメール

船のブッキングが完了し、船積みスケジュールが確定したら、詳細情報をバイヤーに連絡します。
この手順では、船名(Vessel Name)、出港予定日(ETD – Estimated Time of Departure)、および到着予定日(ETA – Estimated Time of Arrival)を正確に伝えることが重要です。

これらの情報により、バイヤーは現地での輸入通関や陸送の手配など、受け入れ準備を計画的に進めることができます。

英語例文(ETD・ETA連絡):

Please be informed of the shipping schedule for your vehicle:

Vessel Name: [Ship Name] Port of Loading: Osaka, Japan ETD (Estimated Time of Departure): [Date] Port of Discharge: [Destination Port] ETA (Estimated Time of Arrival): [Date]

We will send the original shipping documents (B/L, Invoice, Packing List) shortly after the vessel departs.

B/L(船荷証券)など重要書類を発送した際の案内

B/L(Bill of Lading-船荷証券)は、貨物の所有権を示す非常に重要な書類です。
車両の輸出許可が下り、船が出港した後、船会社からB/Lが発行されます。

これをDHLやFedExといった国際クーリエでバイヤーに送付する際は、必ず追跡番号(Tracking Number)を伝える手順を踏みましょう。
「本日、B/L原本をDHLにて発送しました。追跡番号は以下の通りです」と連絡することで、バイヤーは書類の配送状況を自身で確認でき、安心して到着を待つことができます。

英語例文(書類発送案内):

Dear [Buyer’s Name],

We have sent the following original documents to your address via DHL today:

– Original Bill of Lading (3 originals) – Commercial Invoice – Packing List – Export Certificate (if applicable)

DHL Tracking Number: [XXXXXXXXXXXX] You can track the delivery at: https://www.dhl.com

Please confirm receipt of the documents once they arrive.

B/Lは紛失すると貨物の引き取りができなくなる極めて重要な書類です。発送前に必ずコピーを取り、DHL等の追跡番号を記録してください。

万が一紛失した場合の再発行手続きは時間とコストがかかり、バイヤーとのトラブルに直結します。

【場面5】トラブル発生時に使える英語例文

どれだけ慎重にビジネスを進めていても、予期せぬトラブルは起こり得ます。
船のスケジュール遅延や、到着した車両に問題が見つかるなど、様々な状況が考えられます。
こうした緊急時にこそ、迅速かつ誠実な対応が企業の真価を問い、長期的な信頼関係を維持するための鍵となります。

感情的にならず、まずは状況を正確に伝え、問題解決に向けた姿勢を示すことが重要です。
ここでは、トラブル発生時に使える英語例文を紹介します。

実際の現場では、トラブル発生時に「連絡が遅い・説明がない」という対応そのものが二次クレームに発展するケースが頻繁に起きます。

何が起きたかをすぐに伝え、解決策を提示するプロセスが、むしろバイヤーとの関係を強化することもあります。

船の遅延など発送が遅れることを伝えるお詫び

天候不順や船会社の都合など、自社の責任ではない理由で船の出港が遅れることがあります。
遅延が判明した時点で、すぐにバイヤーへ連絡し、正直に状況を説明してお詫びすることがビジネスでは不可欠です。
「残念ながら、船の出発が[新しい日付]まで遅れるとの連絡がありました」と事実を伝え、「ご迷惑をおかけし申し訳ございません」と謝罪します。

判明している場合は遅延の理由と、最新のスケジュールを伝えることで、誠実な対応を示すことができます。

英語例文(遅延お詫び):

Dear [Buyer’s Name],

We regret to inform you that the departure of your vehicle has been delayed due to [reason: port congestion / typhoon / vessel schedule change].

The new ETD is [New Date], and the updated ETA at [Destination Port] is approximately [New Date].

We sincerely apologize for any inconvenience this may cause. We will keep you informed of any further updates immediately.

英語対応では、文章の丁寧さだけでなく、取引を前に進める情報設計が重要です。

茶谷’s POINT
私が以前支援した会社でも、英語が得意な担当者より、返信の型を持っていて、すぐに返信をする担当者の方が成約率が高いケースがありました。
海外バイヤーは「この車は買えるのか」「自国まで送れるのか」「総額はいくらか」を早く知りたいからです。最初の返信では、車両情報だけでなく、FOB価格、CIF対応可否、支払い条件、必要書類まで一度に案内することをおすすめします。

到着後の車両トラブルに関する問い合わせへの一次回答

バイヤーから車両到着後に問題点を指摘された場合、まずは冷静に受け止め、迅速に一次回答を行うことが重要です。
感情的にならず、「ご連絡ありがとうございます。ご不便をおかけし申し訳ございません」と共感の意を示します。
その上で、「状況を詳しく調査するため、問題箇所の写真や詳細な説明を送っていただけますか」と、具体的な情報を求めるのがビジネス上の適切な対応です。

これにより、事実確認を進めるという誠実な姿勢を伝えられます。

英語例文(クレーム一次回答):

Dear [Buyer’s Name],

Thank you for contacting us. We are sorry to hear about the issue you have experienced with the vehicle.

In order to investigate the matter thoroughly, could you please provide us with the following: – Photos clearly showing the issue – A detailed description of the problem – The current mileage and date of arrival

We take all customer concerns seriously and will respond with our findings as soon as possible.

到着後クレームの多くは「出荷前の状態と異なる」という主張です。

こうしたトラブルを予防するには、出荷前に検査報告書(Pre-Shipment Inspection Report)を作成し、バイヤーと共有しておくのが有効です。

これにより、「出荷時の状態はこうだった」という証拠が残ります。

中古車輸出の英語対応に関するよくある質問

中古車輸出の英語対応では、テンプレートを応用する場面や、翻訳ツールの使い方など、実務上の疑問が生じることがあります。
ここでは、バイヤーとのコミュニケーションをより円滑にするための、よくある質問とその回答をまとめました。
基本的なルールや注意点を押さえることで、より質の高いコミュニケーションが可能になり、取引上の誤解やトラブルを未然に防ぐことができます。

Q1. もっと丁寧なニュアンスで伝えたい場合はどうすれば良いですか?

Pleaseの代わりに”Could you…?”や”Would you mind -ing…?”といった依頼形を使うと、響きが柔らかくなります。
また、”I would appreciate it if you could…”(~していただけると幸いです)はビジネスで頻繁に使われる丁寧な表現です。

クッション言葉を効果的に使うことで、翻訳ツールだけでは表現しにくい、細やかな配慮を伝えることができます。

さらに丁寧さを加えたい場合は、文末に “at your earliest convenience”(ご都合のよいときに)を付け加えるのが有効です。

例:「Could you please confirm the details at your earliest convenience?」

Q2. 翻訳ツールを使って英文を作成する際の注意点はありますか?

翻訳ツールは便利ですが、専門用語や独特の言い回しが誤訳されることがあります。
作成された英文は必ず見直し、不自然な点がないか確認してください。
特に契約条件や金額など、ビジネスの根幹に関わる重要な内容は、翻訳だけに頼らず、必ず自らの目でダブルチェックする、あるいは英語が堪能な人に確認してもらうといった注意が必要です。

たとえば「修復歴なし」を直訳すると “No repair history” となりますが、英語圏のバイヤーが一般的に理解する表現は “No accident history” または “Clean title” です。

業界用語の誤訳は信頼に直結するため、本記事の例文を活用することをおすすめします。

Q3. 英語での電話対応は避けるべきでしょうか?

はい、基本的にはメールなど記録に残る形でのやり取りが推奨されます。
電話は、聞き間違いや認識の齟齬が生じやすく、「言った・言わない」のトラブルに発展するリスクがあります。
もし電話で重要な取り決めをした場合は、その内容を後から必ずメールで送付し、議事録として双方で確認するというルールを徹底することが、身を守る上で重要です。

「Please find the summary of our call today」として通話内容をメールでまとめて送る習慣をつけましょう。

これがあるだけで、後日のトラブルが大幅に減ります。

UCARWORLDが選ばれる理由

中古車輸出の英語対応を整えることはもちろん重要ですが、「そもそも海外バイヤーにどうやって自社の在庫を見てもらうか」という集客の課題を解決しなければ、テンプレートも活かせません。

UCARWORLDは、世界100か国以上のバイヤーが日本の中古車を探しているグローバルマーケットプレイスです。

掲載企業の在庫は多言語に対応した形で世界市場に露出されるため、「英語メールを送る相手がいない」という初期段階のハードルを一気に解消できます。

代表の茶谷信明は、トレードカービュー(現TCV)の立ち上げ関与、1,000社以上の中古車業者へのコンサルティング経験、楽天での越境EC事業経験を経て、UCARWORLDを創業。豊田通商グループへのM&A経験もある、現場実務を知る専門家です。

実際に、国内で長期在庫になっていた車両がUCARWORLD経由でアフリカ・中東・東南アジアのバイヤーから引き合いを得て成約したケースは多数あります。

「国内では売れにくい年式・走行距離の車両」が、海外では高値で評価されることも珍しくありません。

海外販売初心者の販売店様でも、掲載から問い合わせ対応・取引サポートまで一貫して対応。

商用車・トラック・建機にも対応しており、在庫の出口戦略として活用する企業が増えています。

まとめ

中古車輸出ビジネスにおいて、海外のバイヤーと円滑な取引を行うためには、場面に応じた適切な英語表現が不可欠です。
本記事で紹介した例文やテンプレートは、問い合わせ対応から交渉、トラブル発生時まで、実務の様々な状況で活用できます。

これらの定型文を基礎としながらも、一つ一つのやり取りに誠実な姿勢で臨むことが、最終的に海外ビジネスを成功に導きます。

英語の型を持つことと、バイヤーに届く販路を持つことは車の両輪です。

まずは1台、海外販売を試してみることが、在庫回転率と利益率の改善への第一歩になります。

・海外販売を検討中の方はお気軽にご相談ください。

・掲載希望の販売店様はお問い合わせください。

・在庫車両の輸出可能性診断も承っています。

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