こんにちは、茶谷です。今日はモザンビークへの中古車輸出について、正直にお伝えします。

「アフリカはまだ早い」と思っている方、少し待ってください。モザンビークは日本と同じ右ハンドル年式制限なし経済成長真っただ中という三拍子そろった市場です。知らないと本当にもったいない。

この記事では、現地の輸入規制・港湾物流・人気車種を、実務で使えるレベルで解説します。

アフリカで今、モザンビーク中古車市場が熱い理由

モザンビークは豊富な天然資源を背景に経済成長を続けており、アフリカの中でも特に将来性が高い市場のひとつです。

所得水準の向上に伴い、自動車の需要は年々伸びています。新車は高価。だから「手頃な価格で、壊れない日本車を」という需要が非常に強い。

品質・耐久性・燃費性能に優れた日本車は現地で圧倒的なシェアを持ちます。インフラ整備が進むほど、さらに需要は広がっていく。今が参入のタイミングと言っていいです。

ただ正直なところ、「アフリカ=難しい」と敬遠している事業者が多いのも現実。だからこそ、早めに動いた人が有利なんです。

関連記事: 日本の中古車をアフリカへ輸出する方法|市場別攻略ガイド

モザンビーク中古車輸出が持つ3つの大きなメリット

他のアフリカ諸国と比べたとき、モザンビークには明確な優位点があります。「どこでもいいからアフリカ」ではなく、「なぜモザンビークか」を理解してほしい。

メリット1:右ハンドルのまま出せる。改造コストゼロ

モザンビークは左側通行・右ハンドルの国です。日本と完全に同じ。

つまり、国内で仕入れた車をそのまま輸出できる。ハンドル改造の必要なし。コストも時間もかからない。

左ハンドル仕様への改造は、車種によっては数万〜十数万円かかります。それがまるごとゼロになる。利益率に直結する話です。

メリット2:年式制限なし。古いモデルも売り物になる

「古い車は売れない」という国内の固定観念、捨ててください。

アフリカの一部の国では年式規制が厳しい。ケニアは製造から8年以内、ジンバブエも制限があります。

でもモザンビークには乗用車の明確な年式制限が現時点でありません(2026年時点)。

日本市場では値がつかないような古いモデルも、モザンビークなら立派な輸出商品になります。在庫の出口が広がる、ということでもあります。

これ、意外と知らない方が多くて。

ただし、近年モザンビーク政府は輸入規制を強化する動きも見せています。輸出前に必ず現地代理店で最新情報を確認してください。

メリット3:天然ガス開発で経済が動いている。需要は本物

モザンビークは近年、大規模な天然ガス田の開発で経済が急速に動き始めています。

中間層が増え、「マイカーが欲しい」という人が増えている。都市への人口集中、物流の活性化、商用車需要の拡大。すべてが重なっています。

これは一時的なブームではなく、構造的な需要拡大です。今後も安定した市場成長が見込める、数少ないアフリカ市場のひとつです。

輸出前に必ず確認。モザンビークの輸入規制

「メリットは分かった。じゃあ、何を気をつけなきゃいけないの?」と思いますよね。順番に説明します。

規制を知らずに船積みすると、現地で通関できない事態になります。損失は車両代だけじゃない。運賃・保険・現地での保管費用まで飛びます。事前確認は必須です。

船積み前検査(INTERTEK)を甘く見たら損します

モザンビークへ中古車を輸出するには、INTERTEK(インターテック)による船積み前検査が義務です。

検査内容は主にこの3点。

  • 車両の状態確認(走行可能か、重大な損傷がないか)
  • 排ガス基準の適合確認
  • 盗難車でないことの確認

この検査に合格し、証明書が出なければ現地で通関できません。「あとでなんとかなる」は通じない国です。

INTERTEK公式サイト(英語)で詳細な手続きを確認できます。

必要書類と手続きの流れ

書類に不備があると、通関がストップします。最低限これだけは揃えてください。

  1. 輸出抹消仮登録証明書(または輸出予定届出証明書)
  2. インボイス(仕入書。CIF価格が正確に記載されているか確認)
  3. 船荷証券(Bill of Lading / B/L)
  4. INTERTEK検査証明書

流れはシンプルです。「車両仕入れ → INTERTEK検査申込・受検 → 船積み手配 → 書類を現地輸入者へ送付」。この順番を崩さないことが重要。

インボイスの価格が実態と大きくかけ離れていると、現地でトラブルになります。これも経験者しか知らない落とし穴のひとつです。

日本からモザンビークへの輸送ルート|マプト港と物流の現実

輸送にはRORO船(ロールオン・ロールオフ船)を使います。車を自走させてそのまま積み込める船で、コンテナ輸送より効率的です。

日本の主要港(横浜・名古屋・大阪・神戸)からマプト港へ向けてサービスがあります。

所要日数は約1ヶ月〜1ヶ月半が目安。経由地によって変わります。

マプト港、知ってますか?モザンビーク最大の玄関口

マプト港は首都マプトに位置する、モザンビーク最大の港湾です。

日本から輸出される中古車の主要な陸揚げ地であり、国内消費向けだけでなく、周辺内陸国へのトランジット港としても機能しています。

自動車専用ターミナルが整備されており、年間を通じて多くの中古車が扱われます。近年は港湾設備の近代化も進んでいて、貨物取り扱い能力が上がっています。

現地の物流事情はJETRO・モザンビーク概況でも確認できます。

モザンビークは「ハブ」でもある。内陸国向け物流の要衝

モザンビークはジンバブエ・ザンビア・マラウイといった内陸国と国境を接しています。

海を持たないこれらの国々にとって、モザンビークの港は「唯一の海への出口」です。

つまり、マプト港やナカラ港は周辺内陸国向け貨物のハブとして機能しています。

ザンビア向けの中古車がモザンビークで陸揚げされ、陸路で輸送されるケースも珍しくありません。

モザンビーク市場だけでなく、この地理的な優位性を活かした展開も可能です。

茶谷's POINT
これ、アフリカの中でも珍しいんです。ナカラ港は日本のODA(総額約371億円)で整備され、2023年10月に完成したばかり。取扱能力は2.5倍以上に拡大しました。マラウイやザンビアのバイヤーが使う港です。「モザンビークに送ったのに、届いた先はザンビアだった」なんてことも普通にある。1つの市場で終わらない、それがモザンビークの面白さです。

モザンビークで売れる日本車ランキング|国の好みを知ってから仕入れる

「どの車が売れるか知らずに仕入れる」のは最大のリスクです。

モザンビークの道路事情・ライフスタイル・経済水準を踏まえた上で仕入れを判断してください。ここが利益率を左右します。

乗用車部門|ヴィッツとヴァンガードが根強い人気です

乗用車はトヨタ一強といって差し支えありません。

トヨタ・ヴィッツは都市部での日常使いとして需要が非常に高い。コンパクト、燃費良好、維持費が安い。「初めての車」として選ばれやすいモデルです。

トヨタ・ヴァンガードは7人乗り設定とSUVライクなデザインが支持されています。ファミリー層に刺さるモデルで、やや大きめの中古車を探している層にちょうどいい。

共通するのは「故障が少なく、部品が手に入りやすい」こと。これが現地での日本車の絶対的な強みです。

SUV部門|マツダCX-5が想定外に強い

悪路が多いモザンビークでは、SUVの需要が根強い。

定番のトヨタRAV4やハリアーに加えて、マツダCX-5が近年じわじわ人気を伸ばしています。デザインの洗練度と走行性能が評価されていて、少し所得が高い層・若い層から支持されています。

「CX-5はアフリカで売れないんじゃ?」と思っていた方、実は需要あります。比較的新しい年式を求める層にはハマります。

商用車部門|ハイエースとコースターは別格の存在感

モザンビークの経済活動を支えているのは、この2台と言っても過言ではありません。

トヨタ・ハイエースバンは人・荷物の両方を運べる万能車。商売道具として、また家族全員が乗れる移動手段として、現地での需要は別格です。

トヨタ・コースターは「シャパ(乗り合いバス)」として市民の足になっています。耐久性と収容能力が圧倒的で、公共交通の主役として走り回っています。

これらは中古車市場でも高値がつきやすい。在庫が長期化しにくいという意味でも、事業者にとってありがたい車種です。

よくある質問|輸出前に確認してほしいこと

Q:年式規制は本当にないんですか?

2026年現在、乗用車については明確な年式規制はありません。ただし、商用車など車種によっては別途規制が存在する場合があります。また国の政策は変わります。輸出前に現地代理店・通関業者を通じて最新情報を必ず確認してください。

Q:費用と関税はどのくらいですか?

費用の構成は「車両価格+日本国内陸送費+INTERTEK検査料+海上運賃+保険料」です。

現地の関税はCIF価格(車両価格+保険料+運賃)・排気量・製造年を基に算出されます。税率は非常に高く、車両価格を超えることもあります。「関税は安い」と思って進めると痛い目を見ます。現地の通関業者への事前確認は必須です。

Q:日本以外からも輸出されていますか?

日本が最大の供給国ですが、イギリス・南アフリカ・UAE・シンガポールからも輸入されています。同じ右ハンドル圏のイギリスや南アフリカからの競合は意識しておく必要があります。日本車の強みは「信頼性と部品供給力」。価格競争ではなく、品質で差別化していくのが正しい戦い方です。

UCARWORLDが選ばれる理由|モザンビーク市場でも結果を出してきました

「どこに相談すればいいか分からない」という販売店さんから、よく連絡をいただきます。

UCARWORLDは世界100か国以上への販路を持つ、グローバル中古車マーケットプレイスです。乗用車だけでなく商用車・トラック・建機にも対応しています。

はっきり言います。アフリカ向けの輸出でよくある失敗は「バイヤーが見つからない」ではありません。「適正価格が分からないまま安売りした」「在庫が長期化して資金が回らなくなった」「現地の規制を知らずに通関で引っかかった」の3つです。

当社ではこれらの失敗を防ぐために、海外バイヤーとの直接接続だけでなく、輸出前の車両選定・書類準備・現地規制の確認まで含めてサポートしています。

在庫回転率の改善という観点でも、UCARWORLDへの掲載は効果があります。国内で長期在庫になっている車両が、海外バイヤーにとっては「ちょうど探していた1台」であることは珍しくない。実際に「6ヶ月売れなかった車が2週間で問い合わせが来た」というケースも複数あります。

海外販売が初めての方でも対応できる体制を整えています。まずは相談だけでも構いません。

まとめ|モザンビーク、今が入り時です

モザンビークは右ハンドル・年式規制なし・経済成長という三拍子が揃った市場です。

一方で、INTERTEK検査・高い関税・書類の正確性といった「知らないと詰まるポイント」も確かにあります。

現地のニーズに合った車種を選び、適切な手続きを踏めば、この成長市場への参入は十分なビジネスチャンスになります。信頼性の高い日本車は、これからもモザンビークの人たちの生活を支えていく。その供給を担うのが、あなたのビジネスです。

海外販売を検討中の方は、お気軽にご相談ください。 掲載希望の販売店様はお問い合わせください。 在庫車両の輸出可能性診断も承っています。

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