ランドクルーザー(通称ランクル)は、世界中で絶大な人気を誇り、特に海外の輸出市場で高い需要があります。
日本国内の中古車市場においても、年式や走行距離にかかわらず高値で取引される傾向にあります。
この記事では、ランドクルーザーの最新の輸出相場をはじめ、なぜこれほどまでに高く売れるのかという理由、そして所有するランクルを最高値で売却するための具体的なコツまでを詳しく解説します。

実際の現場では、「国内査定で300万円だった車両が、輸出ルートに乗せたら500万円以上で売れた」というケースも珍しくありません。

一方で、売り時を見誤ったり、輸出に不慣れな業者を選んだりしたことで、数十万円単位で損をしてしまう販売店も存在します。

この記事を通じて、そのような失敗を防ぐための知識を身につけてください。

ランドクルーザーのモデル別・輸出買取相場

ランドクルーザーの輸出相場は、為替レートや海外の情勢、そして各国の輸入規制によって常に変動しています。

相場の推移を見ると、円安が進行すると海外バイヤーにとって割安感が増すため、買取価格が上昇する傾向が見られます(参考:日本の輸出関連統計(JETRO))。
モデルや年式、仕様によって価格は大きく異なりますが、世界的な需要に支えられ、今後も安定した高値が続くと予想されています。

輸出相場を正確に把握するには、国内の中古車相場サイトだけでは不十分です。海外オークションの落札実績や、現地バイヤーの直近の購入動向まで把握している専門業者と連携することが、売却価格を最大化する第一歩です。

また、輸出価格は「国内買取価格+利益マージン」で構成されていることを理解しておくことも重要です。輸出業者が高い利益を取れる相場状況ほど、仕入れ価格(=売り手への還元額)も上がります。

逆に相場が読みにくい時期は、査定額が保守的になる傾向があります。

各国の輸入規制(年式制限・右ハンドル可否・排ガス規制)は売却可否に直結します。

詳細は国別 中古車輸出 規制一覧【2026年最新】も合わせてご確認ください。

【車種別】主なランドクルーザーシリーズの輸出相場一覧

ランドクルーザーシリーズの輸出相場はモデルごとに特徴があります。
最新の300系は新車価格を超えるプレミア価格で取引され、特に中東で人気です。
150系プラド後期は完成度の高さから安定した需要を誇ります。

驚くべきことに、100系や80系といった旧モデルも、その圧倒的な耐久性からアフリカやオセアニアなどで高値がついています。
さらに、再販されたランドクルーザー70も、その希少性と信頼性から世界中のファンに求められており、高額な相場を形成しています。

以下に主要モデルの輸出相場の目安をまとめます(2025年時点・為替・状態により変動あり)。

モデル主な輸出先輸出相場目安
300系(2021年〜)中東・東南アジア800万〜1,500万円超
250系(2024年〜)中東・北米700万〜1,200万円(予測)
150系プラド後期(2017年〜)中東・アフリカ・ロシア圏250万〜500万円
100系(1998〜2007年)アフリカ・中東・オセアニア80万〜200万円
80系(1989〜1998年)アフリカ・北米・オーストラリア150万〜350万円
70系(再販モデル)オーストラリア・アフリカ200万〜400万円

上記はあくまで目安です。同じ300系でも、サンルーフ有無・カラー・走行距離・修復歴の有無によって100万円以上の価格差が生じることがあります。

輸出相場は「グレード×仕向け地×タイミング」の掛け合わせで決まります。

ランクル300系の最新輸出相場動向

2021年に登場したランドクルーザー300系は、世界的な供給不足と高い需要が相まって、新車価格を大幅に上回る転売価格で取引されています。
特に中東の富裕層からの人気が絶大で、最新の装備と信頼性を兼ね備えた300系はステータスの象徴と見なされています。

そのため、登録済み未使用車や走行距離の少ない中古車は、国内市場だけでなく輸出市場でも非常に高い価値を持ち、リセールバリューは他の追随を許さない水準を維持しています。

具体的には、新車価格500〜600万円台のZX系グレードが、輸出では1,000万円を超えるケースも実際に発生しています。

ただし、2025年以降は生産台数の回復とともにプレミア幅が縮小傾向にあるため、「今が天井」と判断して早めに動く販売店も増えています。

売却を検討している方は相場の高止まりが続く今のうちに動くことを強くお勧めします。

初心者が陥りやすい失敗として、「まだ上がるはず」と待ち続けて相場のピークを逃すケースがあります。

輸出相場は為替や国際情勢によって数ヶ月で大きく変動することがあるため、「売れる状態になったら早めに動く」が現場の鉄則です。

ランクル250系の輸出相場の見通し

2024年に発売されたランドクルーザー250系は、原点回帰をテーマにしたデザインと機能性で、発売前から世界中で高い注目を集めていました。
そのため、300系と同様に、輸出市場でも極めて高いリセールバリューが期待されています。

市場に流通する台数がまだ少ない初期段階では、供給を需要が上回る状態が続くとみられ、高値での取引が見込まれます。
特に海外で人気のガソリンモデルや特定グレードは、高相場を牽引する存在になると予測されます。

250系については中東・北米・オーストラリア向けの引き合いが特に強く、現地ディーラーが日本から直接仕入れるケースも出てきています。

国内での流通台数が少ない今のうちに輸出ルートとの接点を持っておくことが、利益確保につながります。

ランクル150系プラド後期の根強い人気と相場

ランドクルーザー150系プラド、特に2017年以降の後期モデルは、輸出市場で非常に根強い人気を誇ります。
洗練されたフロントマスクや先進安全装備の搭載により、内外装の質感が大幅に向上したことが評価されています。

また、長年にわたり生産されたことによる信頼性の高さと、世界中で確立された整備網が相場を力強く下支えしています。
新車の供給が不安定な状況も手伝い、状態の良い後期モデルは安定して高値で取引される傾向が続いています。

150系プラドはロシア・中央アジア向けの需要も根強く、地政学リスクが高まる局面でも一定の買い需要が継続しているモデルです。

ただし、仕向け地によっては制裁・規制の影響を受ける場合があるため、輸出先の確認は必須です。

10年以上前の80系・100系でも高値がつく輸出市場

製造から10年以上、あるいは20年以上が経過した80系や100系ランドクルーザーも、輸出市場では驚くほどの高値で取引されています。
その最大の理由は、圧倒的な耐久性と修理のしやすさにあります。
道路網が未整備な国や過酷な環境下では、電子制御が少ないシンプルな構造の車両が重宝されます。

日本で丁寧に使用されたこれらのモデルは、海外のバイヤーにとって非常に魅力的であり、走行距離が多くても「まだまだ走れる信頼の証」として高い価値が認められています。

特にアフリカ東部(ケニア・タンザニア・ザンビアなど)では、80系・100系は「国民的な作業車」として定着しており、走行20万km超・車齢20年の個体でも現地では新車同然の扱いを受けるケースがあります。

国内で「廃車寸前」と判断されたような車両が、輸出後に数百万円で取引されることも実際に起きています。

こうした「国内では値がつかない車が海外で化ける」という現象を見逃している販売店は多く、長期在庫や下取り車をそのまま国内オークションへ流して損をしているケースも少なくありません。

在庫期間が長い車両は、国内値下げ前に海外販路へ出すことで利益確保しやすくなります。

なぜランドクルーザーは海外でこれほど高値で取引されるのか?5つの理由

ランドクルーザーが高値で取引される背景には、単なる人気車種という言葉だけでは片付けられない、構造的な理由が存在します。
その卓越した性能や信頼性は世界中で認められており、中古車であっても資産価値が非常に高いと評価されています。
この状況は、所有者にとっては売却時に利益が出る「儲かる」車という側面も生み出しています。

ここでは、ランドクルーザーが海外で高値を維持し続ける5つの核心的な理由を解き明かしていきます。

理由①:過酷な環境でも「生きて帰れる」と評される圧倒的な耐久性と信頼性

ランドクルーザーの価値の根幹をなすのが、ラダーフレーム構造がもたらす圧倒的な堅牢性です。
この構造は、悪路からの強い衝撃を強固なフレームで受け止めるため、車体へのダメージを最小限に抑えます。
この「壊れにくさ」は、紛争地域やインフラが未整備な地域で活動する国連やNGOにも採用されるほどで、それは単なる移動手段という枠を超え、「生きて帰ってこられるクルマ」として絶対的な信頼を勝ち得ています。

この信頼性が、世界中の過酷な環境で活動する人々にとって、何物にも代えがたい価値となっているのです。

この「壊れにくさ」は中古車としての価値にも直結します。

通常の乗用車であれば走行距離や年式が価格を大きく押し下げますが、ランドクルーザーの場合は「ランクルだから壊れない」という信頼感が価格を下支えし、年式による価格下落率が他車種と比較して明らかに低い傾向があります。

理由②:世界中に整備網が確立されており修理しやすく部品も豊富

ランドクルーザーは世界170以上の国と地域で販売されており、その広範な販売網に伴い、整備拠点や純正部品の供給網も世界中に張り巡らされています。
たとえ辺境の地で故障が発生したとしても、修理できる場所を見つけやすく、必要な部品も比較的容易に入手可能です。

自国で整備できるということは長く車を乗り続ける際の絶対的な安心材料となります。
この整備性の高さは、長期間にわたって車を維持し続ける上で非常に重要な要素です。
どこでも直せるという安心感が、ランドクルーザーの資産価値を世界的に高める一因となっています。

販売店視点でいえば、この「整備のしやすさ」は海外バイヤーとの交渉において強力な武器になります。

「日本でディーラー整備済み・記録簿あり」という情報は、海外バイヤーにとって故障リスクの低さを証明する根拠となり、価格交渉において数十万円の差を生むこともあります。

理由③:新車の世界的な供給不足で価値の高い中古車に需要が集中

近年の半導体不足や新型コロナウイルスの影響により、自動車業界全体で新車の生産遅延が深刻化しました。
特にランドクルーザーのような人気車種は、注文しても納車まで数年を要する状況が続いています。
このため、すぐに手に入れることができる高品質な中古車へ需要が殺到しました。

とりわけ、メンテナンスが行き届いた日本のランドクルーザー中古車は、海外バイヤーにとって非常に魅力的であり、新車の代替として高い価値で取引される要因となっています。

この「新車不足→中古車需要集中」という構造は、2025年以降も完全には解消されていません。

特に新興国・途上国では正規ディーラーへのアクセス自体が難しく、状態の良い日本の中古車を求める需要は引き続き旺盛です。

日本の中古車業者にとっては、この需要格差こそが利益の源泉となっています。

理由④:円安が追い風となり海外バイヤーの購買意欲が加速

為替レートの変動、特に円安は、ランドクルーザーの輸出相場を押し上げる大きな要因です。
例えば、1ドル100円の時に100万円だった車は、1ドル150円になれば海外バイヤーにとっては約6,667ドルとなり、非常に割安に購入できます。

この円安の状況が、海外からの購買意欲を強く刺激し、日本のオークション市場や買取市場に多くの資金が流入する結果となります。
結果として、国内の買取価格も輸出相場に引きずられる形で高騰するのです。

逆に円高局面では輸出相場が急落するリスクがあります。為替が1円動くだけで、300万円の車両なら数万円単位で手取りが変わります。

輸出業者が「今月中に決めたい」と言ってくる背景には、こうした為替リスクのヘッジが絡んでいることも少なくありません。

理由⑤:「ランドクルーザー」という名前が持つ揺るぎないブランド価値

70年以上にわたる歴史の中で、ランドクルーザーは「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」の代名詞として、世界中でそのブランドを確立してきました。
それは単なる移動手段ではなく、所有者の社会的地位や信頼を示すステータスシンボルとしての役割も担っています。
多くの輸入車が高級感や走行性能を競う中で、ランドクルーザーは「どんな道でも走り、必ず帰ってこられる」という独自の価値を提供し続けています。

「ランクルという唯一無二のカテゴリー」はほかの車両とは別格で、
この揺るぎないブランドイメージが、世界中の人々に選ばれ続ける理由です。

このブランド力は、国内販売店が輸出を始める際に最大の武器になります。

「ランドクルーザーを在庫している」というだけで、海外バイヤーからの問い合わせが集中する傾向があります。

同じ価格帯の他車種と比べて在庫回転率が高く、長期在庫になりにくい点も、販売店にとって重要なメリットです。

輸出相場を意識してランドクルーザーを最高値で売却する5つのコツ

ランドクルーザーを高く売るためには、国内の中古車市場だけでなく、海外の輸出相場を強く意識することが重要です。
海外での需要が価格を大きく左右するため、その動向を理解し、中古車輸出の基本的な流れを押さえたうえで、適切な戦略で売却に臨む必要があります。

ここでは、愛車の価値を最大限に引き出し、最高値での売却を実現するための5つの具体的なコツを紹介します。
これらのポイントを押さえることで、一般的な売却方法よりも有利な条件を引き出すことが可能になります。

なお、輸出向けの価格交渉は「どの業者に持ち込むか」で数十万円単位の差が生まれます。

国内買取店とは別に、海外販路を持つ専門業者へのアプローチを並行して行うことが最高値売却への近道です。

価格の決め方の詳細は中古車輸出の価格の決め方|国別の市場動向と高く売れる車種もご参考ください。

茶谷’S POINT
ゼロ査定の前に、輸出価値を確認する
過去に、ディーラーでゼロ査定と言われたランドクルーザーが、アフリカで需要のあるモデルだったため、買取につながったケースがありました。
国内で値段が付かない理由と、海外で求められる理由は必ずしも一致しません。
ランクルは、国内査定だけで手放す前に、輸出先での需要を確認することが重要です。

コツ①:海外への直接販路を持つ輸出に強い買取専門業者を選ぶ

ランドクルーザーを最高値で売却する最も重要なコツは、海外への直接的な販売ルートを持つ、輸出に強い買取専門業者を選ぶことです。
こうした業者は、最新の海外相場をリアルタイムで把握しており、その価格を査定額に直接反映させることができます。
国内販売のみを前提とする一般的な買取店やディーラー下取りと比べて、中間マージンが削減されるため、高額査定が期待できます。

複数の輸出業者に査定を依頼し、最も高い評価をしてくれる業者を見つけることが鍵となります。

「輸出に強い」の判断基準は、「海外バイヤーとの直接取引実績があるか」「複数の輸出先国に対応しているか」「直近の海外オークション落札価格を提示できるか」の3点です。

これらを満たせない業者は、実態として国内転売業者と変わらず、輸出相場の恩恵を売り手に還元できていない可能性があります。

コツ②:海外で人気の「ガソリン車」や「特定カラー」が高評価を得やすい

輸出市場では、日本国内の価値基準とは異なる独自の需要が存在します。
例えば、主な輸出先である中東ではガソリンが安価なため、大排気量のガソリン車がディーゼル車よりも高値で取引される傾向があります。
また、ボディカラーは白や黒が最も人気で、査定額にプラスに働きます。

サンルーフやルーフレールといった装備も海外で評価が高い仕様です。
こうした海外での人気仕様を把握しておくことが、査定額アップにつながります。

その時の流行りで人気の色などが変化する可能性も少なくないので、日々輸出国の情報をキャッチアップする姿勢は重要といえます。

仕向け地別に人気仕様は異なります。

中東向けはガソリン・白・サンルーフが鉄板ですが、アフリカ向け(特に東アフリカ)ではディーゼル・シルバーが好まれる傾向があります。

同じ車両でも、どの国に向けて売るかによって評価額が変わることがあるため、複数の輸出先を持つ業者に依頼することが重要です。

コツ③:モデルチェンジ前や海外の需要が高まるタイミングを狙う

車を売却するタイミングは、査定額に大きく影響します。
一般的に、新型モデルが発表されると旧型モデルの相場は下落する傾向にあるため、モデルチェンジの情報が出る前に売却するのが得策です。
また、海外の特定の需要期を狙うのも有効です。

例えば、中東のラマダン明けの祭りでは需要が高まるといわれており、その時期に向けて買取業者の仕入れが活発になることがあります。
常に市場の動向を注視し、最適なタイミングを見極めることが重要です。

もうひとつ見落とされがちなタイミングが、「円安が一段と進んだタイミング」です。

1ドル150円が160円になると、海外バイヤーの購買意欲は急上昇し、輸出業者の仕入れ意欲も高まります。

こうした為替の節目を意識して売却を検討することで、同じ車両でも数十万円単位で手取りが変わることがあります。

コツ④:必ず複数の買取業者に査定を依頼して価格を競わせる

ランドクルーザーの売却を決めたら、必ず複数の買取業者に査定を依頼しましょう。
1社だけの査定では、提示された金額が適正な相場なのか判断できません。
一括査定サービスなどを利用して複数の業者から見積もりを取り、価格を比較検討することが不可欠です。

業者同士を競わせることで、より高い査定額を引き出すことができます。
特に輸出に強い業者を数社含めることで、国内相場にとらわれない高額なオファーを得られる可能性が高まります。

よくある失敗が、「最初に来た業者の言い値でそのまま契約してしまう」パターンです。

特にランクルのような高額車種は、業者間の競争が激しく、後から別の業者に相談したら50万円以上高い査定が出たというケースも実際に起きています。

「1社限り」の交渉は絶対に避けてください。

コツ⑤:内外装を綺麗に保ち整備記録を揃えて車両価値をアピールする

査定時の第一印象は非常に重要です。
事前に洗車や車内清掃を行い、内外装を綺麗な状態にしておきましょう。
また、これまでの整備記録簿や取扱説明書を揃えておくことも大切です。

特に、正規ディーラーでの点検記録は、車両が適切にメンテナンスされてきたことの証明となり、査定士に安心感を与えます。
日本で丁寧に扱われてきたという事実は、海外のバイヤーにとっても大きなプラス評価となり、車両の価値を高めるアピールポイントになります。

整備記録は「日本品質の証明書」として機能します。

海外バイヤーは日本車を信頼して購入していますが、その信頼の根拠となるのがディーラー点検記録や車検記録です。

記録簿がある車両とない車両では、輸出市場での評価が20〜30万円変わるケースも珍しくありません。記録簿は必ず保管・提示することを習慣にしてください。

ランドクルーザーを輸出目的で売却する際の注意点

ランドクルーザーを輸出相場を意識して高く売却することは非常に有効ですが、一方でいくつかの注意点も存在します。
海外市場は国内市場よりも変動要因が多く、予期せぬリスクに直面する可能性もゼロではありません。
売却をスムーズに進め、後々のトラブルを避けるためにも、事前に知っておくべきポイントを理解しておくことが重要です。

ここでは、輸出を前提とした売却において特に注意すべき3つの点を解説します。

輸出相場は為替や国際情勢によって急に変動するリスクがある

ランドクルーザーの輸出相場は、海外からの需要に支えられている一方で、その価格は非常に不安定な側面を持っています。
為替レートの急激な変動は、買取価格に直接的な影響を及ぼします。
また、主要な輸出先の国で紛争が勃発したり、政治的な混乱が生じたりすると、相場が暴落するリスクも伴います。

高値が続いているからと安心せず、相場は常に変動するものであることを念頭に置き、売り時を慎重に判断する必要があります。

実際に、中東の特定地域で政情不安が起きた際、その国向けの買取価格が1ヶ月以内に20〜30%下落した事例があります。

「今が高値」という状況は永続しません。

輸出業者から「相場が動いています」と連絡が来た場合は、迅速な判断が求められます。

仕向け地によっては輸出ができない国や規制が存在する

世界中の国がすべてランドクルーザーを輸入できるわけではありません。
輸出先の国によっては、独自の輸入規制が設けられています。
例えば、製造から一定年数が経過した車両の輸入を禁止する年式規制や、排出ガス規制、右ハンドル車の輸入を原則禁止している国など様々です。

これらの規制は予告なく変更されることもあり、昨日まで輸出できたのに今日からできなくなるという事態も起こり得ます。
信頼できる輸出業者はこれらの情報を把握しているため、専門家への相談が不可欠です。

輸出先の情報は常に最新の情報を持つということを心掛けることがとても重要です。

よくあるのが、規制を確認せずに仕入れてしまうケースです。

特に年式規制は国によって「製造から5年以内」「8年以内」とまちまちで、しかも定期的に改定されます。仕入れ前・売却前に必ず現在の規制を確認する習慣がないと、「買ったはいいが輸出できない」という事態に陥ります。

買取契約書に記載されている輸出に関する特約事項を必ず確認する

輸出を専門とする業者と売買契約を結ぶ際には、契約書の内容を細部まで確認することが極めて重要です。
特に、輸出を前提とした取引では、名義変更が国内での転売に比べて遅れるケースがあります。
その間の自動車税の負担や、万が一の事故・違反時の責任の所在などについて、特約事項として明記されているかを確認しましょう。

口頭での説明だけでなく、必ず書面で内容を理解し、不明な点があれば署名する前に納得がいくまで質問することがトラブル防止につながります。

実際の現場では、「名義が変わらないまま半年が経過し、その間に駐車違反の通知が来た」というトラブルが報告されています。

輸出専門業者との取引に慣れていない販売店ほど、こうした落とし穴にはまりやすいため、初めて取引する業者とは少額・少台数からスタートして信頼関係を確認することをお勧めします。

ランドクルーザーの輸出に関するよくある質問

ここでは、ランドクルーザーの輸出や売却に関して、オーナーの方々から寄せられることが多い質問とその回答をまとめました。
走行距離やエンジンの種類、最適な売却時期など、具体的な疑問について簡潔に解説します。

Q1. 走行距離が20万kmを超えていても本当に高く売れますか?

はい、高く売れる可能性は十分にあります。
海外、特に悪路が多い国では走行距離よりも車両の基本性能や耐久性が重視されます。

ランドクルーザーの頑丈さは世界的に認められており、20万km程度では「まだまだこれから」と評価されることも少なくありません。
日本で丁寧に乗られた多走行車は、むしろ信頼性の証として歓迎される傾向にあります。

ただし、高走行距離の車両は「なぜここまで走ったか」の経緯が重要です。法人使用のサービスカーと個人の丁寧な使用では評価が異なります。

整備記録でその経緯を証明できる車両は、同じ走行距離でも高く評価される傾向があります。

Q2. なぜ国内人気のディーゼル車よりガソリン車の方が輸出では有利なのですか?

主な輸出先である中東やアフリカの一部地域では、ガソリン価格が日本に比べて安価な一方、高品質な軽油の入手が困難な場合があります。
また、砂漠地帯などではシンプルな構造でメンテナンスしやすい大排気量のガソリンエンジンが好まれるためです。
そのため、国内とは需要が逆転し、ガソリン車の方が高値で取引される傾向が見られます。

ただしこれは仕向け地によります。アフリカ・東欧・中央アジア向けではディーゼルが好まれるケースもあります。

「どこに売るか」によって評価が変わるため、複数の仕向け地に対応できる業者を選ぶことが最高値売却につながります。

Q3. 愛車のランドクルーザーが最も高く売れる時期はいつ頃ですか?

一般的に中古車市場が活発になる1〜3月の決算期や、7〜9月の夏商戦前が狙い目です。
しかし、輸出相場は為替や海外情勢の影響を強く受けるため、一概には言えません。

最も確実なのは、輸出に強い買取業者に現在の海外需要や相場の動向を問い合わせることです。
専門家からの最新情報を基に、最適なタイミングを判断するのが良いでしょう。

輸出市場に限っては、「国内の決算期」よりも「輸出先国の需要期・為替動向・新車モデルチェンジ情報」の方が価格に大きく影響します。

自分自身の売り時を「国内カレンダー」だけで判断するのは危険です。

輸出専門業者から定期的に相場情報を得る仕組みを持つことが、長期的に損をしないための習慣になります。

まとめ

ランドクルーザーが世界中で高い評価を受け、輸出市場で高値で取引される背景には、その圧倒的な耐久性、世界的な整備網、そして揺るぎないブランド価値があります。
これらの要因に加えて、近年の新車供給不足や円安が相場をさらに押し上げています。
所有するランドクルーザーを最高値で売却するためには、こうした輸出市場の特性を理解し、海外販路を持つ専門業者を選び、適切なタイミングで複数の査定を比較することが重要です。

ランドクルーザーを単なる「国内の中古車」ではなく、世界中で渇望される「グローバルな資産」として扱う視点を持つことこそが、その圧倒的な価値を確実な利益へと変える決定打となるでしょう。

初心者が最も損をするのは「国内での売却しか選択肢を知らなかった」というケースです。海外販路という選択肢を持つだけで、同じ車両の手取りが大きく変わります。

まずは輸出専門業者への相談から始めてみることをお勧めします。

UCARWORLDが選ばれる理由

ランドクルーザーを海外に売る「選択肢」を持つことが、利益を最大化する第一歩です。

UCARWORLDは、日本の中古車販売店が世界100か国以上へ直接販売できるグローバル中古車マーケットプレイスです。

UCARWORLDが選ばれる理由は、単に「掲載できる」だけではありません。

第一に、ランドクルーザーを求める海外バイヤーが実際に集まるプラットフォームであることです。

中東・アフリカ・東南アジア・オセアニアといった、ランクルの需要が高い地域への直接販路を持っており、掲載した翌日から問い合わせが入るケースもあります。

第二に、輸出初心者でも安心して始められるサポート体制です。

代表の茶谷信明は、トレードカービュー(現TCV)の立ち上げに関与し、1,000社以上の中古車輸出支援を行ってきた実務家です。

「何から始めればよいかわからない」という販売店様に対して、実際の取引の流れから価格設定の考え方まで、現場目線でサポートします。

第三に、長期在庫・下取り車の出口戦略としての活用です。

「国内では売れ残っているランクル100系」も、UCARWORLDを通じてアフリカ向けに出すことで、予想以上の高値がつくケースが実際に発生しています。

国内で価値が低いと判断された車両も、世界の目線で見れば資産です。

掲載費用・導入の流れについては、お気軽にお問い合わせください。

ランドクルーザーをはじめとする輸出向け車両の相談も随時受け付けています。

海外販売を検討中の方はお気軽にご相談ください。

掲載希望の販売店様はお問い合わせください。

在庫車両の輸出可能性診断も承っています。

👉 お問い合わせ・資料請求はこちら