💡 この記事でわかること

  • 仕入れから還付申請までを9工程に分けた全体像
  • 輸出抹消仮登録証明書と輸出予定届出証明書の使い分け
  • 工程ごとの必要書類の発行元と、無いと止まる作業
  • 入金前にB/Lを渡さないための支払条件の組み方
  • リサイクル預託金・消費税・自賠責の還付と資金繰り

結論から書きます。中古車の輸出の流れは、大きく9つの工程です。仕入れ→販路確保・成約→入金確認→輸出抹消登録→ヤード(保税地域)搬入→輸出通関→船積み→B/L受領→書類送付と還付申請。この順番が崩れると、船が出ないか、代金が回収できないか、どちらかが起きます。

そして販売店が実際に詰まるのは、書類そのものではありません。「売り先が無いまま仕入れた」と「入金前に船に載せた」の2つです。書類は覚えれば回るようになりますが、この2つは仕組みで防ぐしかありません。まずここを押さえてから、各工程の中身に入っていきます。

中古車輸出の流れ、まず全体像を先に見てください

9工程で見る中古車輸出の流れ

  • 仕入れ、または自社在庫の棚卸し(仕向地の需要と規制に合う車かを確認)
  • 販路確保・バイヤーとの商談
  • 売買契約と入金確認(前払い=Advanced Paymentが基本)
  • 運輸支局で輸出抹消登録(輸出抹消仮登録証明書/輸出予定届出証明書)
  • 陸送して港のヤード=保税地域へ搬入
  • 税関申告から輸出許可まで(輸出通関)
  • 船積み(RORO船かコンテナ船か。コンテナならバンニング)
  • 船会社からB/L(船荷証券)を受領
  • 書類をバイヤーへ送付、並行して還付申請

工程は多いですが、1台目を通すと体には入ります。厄介なのは、担当者が工程ごとに全部入れ替わることです。運輸支局の窓口、陸送業者、ヤードの受付、海貨業者、船会社。誰に何を渡せば次に進むのかが分からないうちは、1台に何日もかかります。逆に言えば、この対応表が頭に入っただけで、動きは一気に速くなります。

工程主に動く相手出てくる書類
抹消登録運輸支局(陸運局)/軽自動車は軽自動車検査協会輸出抹消仮登録証明書、輸出予定届出証明書
陸送・ヤード搬入陸送業者、ヤード搬入受付、車両受領書
輸出通関税関、海貨業者(乙仲)インボイス、パッキングリスト、輸出許可書
船積み船会社、フォワーダーブッキング控え、B/L
還付自動車リサイクル促進センター、税務署、損保輸出許可書やB/Lの写しなど

国内販売との違いはここです

いちばん大きな違いは、書類が二重になることです。日本側で必要な書類(抹消登録・通関・B/L)と、仕向国側で必要な書類(現地の輸入通関で求められる書類、国によっては船積前検査証明書)の両方が揃わないと、車は現地で引き取れません。日本で完璧に通関しても、現地の規制に外れていれば港で止まります。ここが国内販売の感覚と決定的に違うところです。

もう一つは、代金の性質です。国内なら顔の見える相手ですが、輸出は相手が海の向こうにいます。船に載せた後で「思っていた車と違う」と言われても、車は返ってきません。だから輸出では、車を動かす前に金の話を終わらせます。順番が逆になった瞬間、こちらは反論する材料を全部失います。

どの工程を自社でやり、どこを外に出すか

最初から全部を自社で抱える必要はありません。抹消登録と書類作成は自社、陸送とヤードは業者、通関と船積みは海貨業者やフォワーダーに投げる。この形で1台目を回すのが現実的です。通関業務そのものは通関業者の領域なので、無理に自分でやろうとして日数を溶かすほうが損です。

自社で握るべきは、販路と価格と入金確認。物流と通関は外に出せます。この線引きを最初に決めておくと、台数が増えたときに崩れません。逆に、販路まで人任せにすると、相手が動かなくなった月に売上がゼロになります。輸出の全体像をもう少し体系的に押さえたい方は、中古車輸出ビジネス完全ガイドもあわせて読んでみてください。

中古車輸出の無料相談|UCARWORLD BIZ

始める前に必要な許可と登録、ここを甘く見たら損します

古物商許可は仕入れの時点で必要です

古物商許可は、通関の必須条件ではありません。税関に「許可証を出せ」と言われるものではない、という意味です。ただ、商売として国内で中古車を買い取るなら必要になります。オークション会場の会員資格でも求められますし、一般ユーザーから買い取るなら当然この話になります。

自分がオークション形式で車を出品者と落札者の間に立ってあっせんする形をとるなら、古物競りあっせん業の届出が別に必要になるケースもあります。自社のやり方がどちらに当たるかは、始める前に所轄の警察署で確認してください。ここで止まると、仕入れそのものができません。販路の話をする前に足元が抜けている、という状態になります。

輸出事業者としての登録は、必要になったときで大丈夫

「輸出を始めるには特別な免許が要るのでは」と思われがちですが、中古車の輸出そのものに専用の免許はありません。必要なのは、書類を揃えて税関の輸出許可を取ること。それだけです。輸出者としての税関の各種手続きや通関業者との取り決めは、取扱台数が増えた段階で整えれば間に合います。

つまり、参入のハードルは制度ではありません。売り先と資金繰りです。「許可待ちで動けない」と言っているうちは、たいてい別のところで止まっています。

口座・為替・支払条件も先に決めておく

先に決めておかないと必ず揉めるのが、支払条件です。原則は前払い(Advanced Payment)。全額入金を確認してから抹消登録に入る、というルールを社内で固定してください。営業担当が現場判断でここを緩めると、事故は必ず起きます。

分割にするなら「デポジット○%で車両確保、残金の着金確認後にB/L送付」のように、B/Lを人質にする形にします。B/Lは車を引き取るための証券ですから、これを渡すタイミングが最後の防波堤です。入金前にB/Lの原本を送ってしまうと、その1台はもう取り戻せません。

ここで止まる典型例は、「デポジットだけ入って残金が来ないまま、車が現地の港で滞留し、保管料だけ膨らむ」パターンです。しかも保管料は日割りで増えます。相手が値引き交渉に切り替えてくるのは、この滞留を待ってからです。足元を見られる構造を、自分で作らないでください。

仕入れの時点で売れる車は決まっています

国ごとに欲しい車が違います

「高走行=売れない」という国内の固定観念は、いったん捨ててください。海外の評価軸は別物です。現地で修理できるか、部品が手に入るか、荷物と人が何人載るか。そこで値段が決まります。

  • アフリカ:実用性重視。悪路に耐える車、部品が現地で手に入る車、商用のバンやトラックが強い
  • 中東:大型SUVやピックアップ、余裕のあるエンジン。装備の充実した上級グレードも動く
  • 東南アジア:右ハンドル圏が多く、国によって関税や規制の設計が大きく違う
  • 北米:25年を超えた車が輸入できる、いわゆる25年ルールの枠で旧車の需要がある

ボディカラーの好みも国で分かれます。白やシルバーが安全牌の市場もあれば、派手な色が普通に売れる市場もある。仕入れの前に「どの国に出すのか」を決めておくと、仕入れの目が変わります。国別の需要と規制をセットで見る例としては、ケニア向け輸出の8年規制とKEBS検査の解説が分かりやすいと思います。

輸出前の中古車のフロント部分のクローズアップ

年式規制・ハンドル規制・排ガス規制の確認

仕向国側には輸入規制があります。代表的なのは年式規制(製造から○年以内しか輸入できない)、ハンドル規制(右ハンドル車の輸入を禁止している国がある)、排ガス規制です。

これを外した車を仕入れると、どうなるか。日本の輸出通関は通ります。船も出ます。そして現地の港で通関できずに止まる。転売先を探すか、別の国へ再輸送するか、最悪は現地で処分。船賃を払ったうえに損切りです。1台で数十万円が飛ぶ話なので、規制の確認は仕入れの前です。成約の後ではありません。

年式は特に事故が多いところです。何を起算点にするのか(製造年か初度登録年か)、いつの時点で判定されるのか(船積日か現地到着日か)で、同じ車の可否がひっくり返ります。この判定の仕組みと期限の逆算は、製造年・初度登録年と船積日の違いを整理した記事と、仕入れ期限の計算方法と国別の注意点で詳しく扱っています。この記事では「工程のどこで確認するか」だけ押さえてください。答えは、仕入れの直前です。

輸出前検査が要る国もあります

仕向国が指定する検査機関の船積前検査(JAAI検査などの輸出前検査)を求める国があります。この場合、船積前検査証明書が無いと現地で荷物を引き取れません。

検査で落ちる原因は、意外と地味です。泥や土が残っている、車内が汚れている、外装の申告と実態が合わない。整備と清掃を先に済ませておけば防げるものが多い。再検査になると、その分だけ配船を1本落とします。バイヤーには納期の遅れを説明することになり、こちらの信用が1段下がる。検査の手間を惜しんだ代償は、費用よりも信用のほうで効いてきます。

バイヤーをどう見つけるか。ここが抜けている人が多いです

先に売り先、あとから仕入れが基本です

輸出の記事は物流と書類の話に偏りがちですが、実務でいちばん難しいのは「誰に売るか」です。ここが無いまま仕入れると、輸出用の在庫を国内相場より高く抱えるだけになります。

順序はこうです。引き合いを取る→車両情報を提示して価格を合わせる→契約→入金確認→仕入れ、または在庫を確保。契約と同時に仕入れに走らないこと。前払いが崩れた瞬間、在庫だけが残ります。

売買契約に入れておく項目は決まっています。

  • 車種・グレード・年式・走行距離・車体番号
  • 価格と貿易条件(どこまでの費用が売主負担か)
  • 納期(船積み予定の目安)と仕向地の港
  • 支払条件と通貨、着金確認の方法
  • 車両状態の前提(現状渡しである旨、装備の有無)

特に「どこまでの費用が売主負担か」を曖昧にすると、あとで海上運賃や現地費用の押し付け合いになります。金額の大きさよりも、揉めた時間のほうが痛い。1件のトラブルで2週間止まれば、その間に出せた台数が消えます。

問い合わせを受ける側に回ると回転が変わる

自分から売り込みに行く形だと、1台ごとに交渉コストがかかります。メールを送って返事を待ち、値段を詰めて、また待つ。この往復で1台に何日も使います。

逆に、在庫を海外から見える場所に置いて問い合わせを受ける側に回ると、同じ工数で回る台数が変わります。在庫回転率が上がれば、1台あたりの利益率が薄くても資金は回る。輸出は「1台の粗利」よりも「資金が何回転するか」で見たほうが実態に合います。

長期在庫車の出口として輸出を使う

国内で3か月、半年動かない車。値下げしていくと、下げた分がそのまま粗利から消えます。しかも置いている間は資金が寝たままです。この出口として輸出を使うのは、現実的な打ち手です。

国内で評価されにくい高走行車や商用車が、海外では現役の実用車として値段を持つことがある。棚卸しのときに「この在庫は国内向けか、海外向けか」を分けるだけで、資金の詰まり方が変わります。商用車やトラック、建機を扱っているなら、なおさらです。国内の需要が細い車ほど、外に出す価値があります。

中古車輸出の必要書類、無いとその場で全部止まります

輸出抹消仮登録証明書と輸出予定届出証明書の違い

混乱しやすいところなので整理します。まだナンバーが付いている登録状態の車を輸出するなら、運輸支局で輸出抹消仮登録を行い、輸出抹消仮登録証明書を取ります。すでに一時抹消登録済みの車なら、輸出予定届出を行って輸出予定届出証明書を取ります。どちらも輸出通関で使う書類です。軽自動車は運輸支局ではなく軽自動車検査協会が窓口になります。

押さえておきたいのが、これらの証明書には有効期限があり、6か月とされている点です。そして手続きの際に輸出予定日を申告します。ここを短く設定しすぎると、配船が遅れた瞬間に取り直しになります。取り直しは、その日の予定が全部飛ぶ作業です。少し余裕を持たせるのがコツです。

インボイスとパッキングリストの書き方

インボイスは自社が作る書類です。車種、車体番号、年式、排気量、ガソリンかディーゼルか、台数、単価と合計金額、仕向地。これを正確に書きます。車体番号の打ち間違いは本当に多くて、通関の直前に発覚して1本落とす原因になります。コピペで前の案件の番号が残っている、というのが定番です。

パッキングリストは、コンテナに何をどう積んだかの明細です。RORO船の1台積みなら求められない場面もありますが、コンテナで複数台を積むなら必須の扱いになります。

書類ごとに「誰が出すか・どこへ出すか・無いと何が止まるか」を並べます。social的な話ではなく、この表が事故を防ぎます。

書類発行・作成提出先無いと止まること
輸出抹消仮登録証明書/輸出予定届出証明書運輸支局・軽自動車検査協会税関、還付申請輸出通関、リサイクル預託金の取戻
インボイス自社税関、バイヤー税関申告そのもの
パッキングリスト自社またはバンニング業者税関、船会社コンテナ船積み
輸出許可書税関船会社、還付申請船積み、還付
B/L(船荷証券)船会社バイヤー現地での車両引き取り
船積前検査証明書仕向国指定の検査機関現地税関現地の輸入通関

商用車や建機の場合は、譲渡証明書などの追加書類が必要になることがあります。ナンバーの無い建機は「車」として登録されていないので、所有権を示す書類の作り方が変わる。ここは扱う機械ごとに違うため、初回は必ず通関業者と事前に確認してください。「乗用車と同じでいけるだろう」で進めると、ヤードに入れた後で書類を作り直すことになります。

ヤード搬入から輸出通関、船積みまで。プロはここを見ています

洗車と車内の残置物で通関が止まります

地味ですが、事故が一番多い工程です。

泥・土壌・植物の種子が下回りに残っていると、仕向国の検疫で引っかかります。現地で消毒を命じられれば費用はこちら持ち、船から降ろせず滞留すればクレームです。輸出前の高圧洗浄は手間ではなく、保険です。

もう一つは積載物。車内に工具や部品、私物を「サービス品」として詰めるのは、やめてください。標準装備品以外を無申告で積むと、密輸の嫌疑で車両ごと止まります。1台止まれば、そのコンテナの他の車も一緒に足止めです。良かれと思って入れたタイヤ4本が、全体の遅延を招きます。

税関申告は船積みまで余裕を持って

流れとしては、車を保税地域に搬入してから税関申告を行い、輸出許可を受けて船積みです。この順番は動きません。輸出許可が出ていない車は積めません。手続きの一般的な要件は税関の公式サイトでも確認できますが、実際の運用は港と業者によって細かい違いがあるので、初回は担当の海貨業者に確認するのが早いです。

書類の不備、車体番号の相違、インボイス金額の疑義。この3つで申告が止まります。止まった時点でその船には間に合わないことが多い。航路によっては配船が週に1本、月に数本という頻度なので、ブッキングを1本落とすとバイヤーへの納期がまとめて後ろにずれます。1台のミスが、同じ船に載せる予定だった他の車のスケジュールまで巻き込むわけです。

RORO船とコンテナ船、どちらを使うか

自走できる車をそのまま船内に乗り入れるのがRORO船。コンテナに積み込む(バンニングする)のがコンテナ船です。

RORO船コンテナ船
向くもの大型車、トラック、建機、自走できる車乗用車、複数台をまとめて出す場合
手間積み込みは比較的単純バンニング作業が入る
注意点航路と配船の本数が限られる場合があるガソリン抜き、バッテリー端子の処理、フロン類の取扱いなど条件が細かい

コンテナに積む場合は、燃料をほぼ抜く、バッテリー端子を外す、エアコンのフロン類について求められる処理や証明を用意する、といった条件が付きます。船会社やヤードによって基準が違うので、初回は必ず確認してください。「前の会社では大丈夫だった」は通用しません。

商用車・トラック・建機は、寸法と重量の問題でコンテナに入らないことが多く、RORO船が前提になります。つまり航路の選択肢が狭い。乗用車と同じスケジュール感で組むと、ここで読みを外します。東アフリカ向けのように、どの港に入れるかで費用と日数が変わる地域なら、モンバサ港とダルエスサラーム港を比較した記事も判断材料になります。

茶谷's POINT
RORO船で出す車は、ヤードに入れた時点で動けば終わり、ではありません。実際に船へ積み込むときにも自走できる状態である必要があります。

私なら、長くヤードに置く可能性がある車ほど、バッテリーやタイヤ、エンジン始動の状態まで搬入前に見ておきます。せっかく船を押さえていても、積み込み時に動かせなければ予定どおり載せられないことがあります。物流に渡したあとまで見越して車両状態を整えておきたいところです。

船積み後の入金と還付。資金繰りはここで差が出ます

B/Lを取って書類をバイヤーへ送るまで

船が出ると、船会社からB/Lが発行されます。これとインボイス、必要なら船積前検査証明書を揃えてバイヤーへ送る。ここまでで、売る側の仕事はほぼ終わりです。

残金が未入金なら、B/Lの原本は送りません。コピーで内容を確認させて、着金後に原本を送る。この一手間が、回収不能を防ぎます。相手に急かされても、ここは崩さないでください。急かしてくる相手ほど、崩れたときの被害が大きい。

リサイクル預託金・消費税・自賠責の還付

輸出すると戻ってくるお金があります。これが台数分たまると、利益に直結します。

  • リサイクル預託金(再資源化預託金等)の取戻申請。輸出抹消仮登録証明書や輸出予定届出証明書、輸出許可書、B/Lの写しといった書類を揃えて申請します。輸出予定日以降の扱いになるため、抹消登録のときに設定した予定日がここに効いてきます
  • 消費税の還付。輸出売上は免税取引として扱われるため、仕入れで支払った消費税との関係で還付を受けられる可能性があります。申告のやり方は自社の税務処理で変わるので、税理士と組み立ててください
  • 自賠責の残存還付。有効期間が残っていれば、解約による返還を受けられます

1台あたりの金額は大きくなくても、月に何十台も出す会社なら無視できない額になります。申請漏れは、そのまま利益の取りこぼしです。書類の写しを1台ごとにファイルしておく、というだけの作業で防げるので、担当と保管場所を最初に決めておいてください。

立替が増えると何が起きるか

資金の出入りの順番を見てください。陸送費、ヤードの保管料、通関料、船賃。これらは先に出ます。売上の入金が前払いなら問題ありませんが、還付金は後から、しかもだいぶ後から入ります。前払いを取らずに台数を増やすと、立替だけが積み上がって現金が消えます。台数が伸びているのに金が無い、という状態はここで生まれます。

日数の感覚も持っておいてください。「成約から出港まで」は、抹消登録、陸送、保税地域への搬入、通関、そして配船待ちの積み上げで決まります。律速になるのは、たいてい船です。航路の本数と、ブッキングが取れるかどうか。ここは自社でコントロールできません。

1台目からこの数字を記録しておくと、2台目以降のバイヤーへの納期回答が安定します。適当に「1か月くらい」と答えて遅れるほうが、信用を失います。

中古車輸出の無料相談|UCARWORLD BIZ

よくある質問

中古車輸出に必要な許可は古物商だけですか

国内で商売として買い取るなら古物商許可が必要です。輸出通関そのものの必須条件ではありませんが、仕入れの段階で必ず出てきます。自社がオークション形式のあっせんをするなら、古物競りあっせん業の届出が必要になる場合もあります。所轄の警察署で自社の形態を確認してください。

成約から出港までどのくらいかかりますか

工程が積み上がるので、一律には言えません。抹消登録、陸送、ヤード搬入、税関申告、配船待ちの合計です。読みにくいのは配船で、航路によっては本数が限られます。証明書の有効期限が6か月であること、輸出予定日を申告することを踏まえ、予定日は余裕を持って設定してください。

個人でも輸出できますか、代行に任せるべきですか

手続き自体は個人でも可能です。ただ工数と損失リスクは、仕向国の規制確認・書類作成・代金回収の3点に集中します。1〜2台なら勉強のつもりで通してもいい。台数を増やすなら、通関と物流は業者に分業したほうが回転が上がります。

輸出すると戻ってくるお金はありますか

リサイクル預託金の取戻申請、消費税の還付、自賠責の残存分があります。いずれも書類を揃えて申請するもので、放っておいても入ってきません。台数が増えるほど、申請漏れが効いてきます。

過走行や年式の古い車でも売れますか

国内の評価軸と海外の評価軸は別です。走行距離が伸びた実用車や商用車が、海外では普通に値段を持つことがあります。ただし仕向国の年式規制やハンドル規制で入らない車もあるので、仕入れ前の確認が前提になります。年末は特に注意が必要で、年が明けた瞬間に出せなくなる在庫の見分け方は年末の年式規制チェックの記事にまとめています。

UCARWORLDが選ばれる理由

ここまで読んで、「工程は分かった。でも全部を自社でやるのはきつい」と感じた社長は多いと思います。実際そのとおりです。書類と通関は覚えれば回るようになりますが、販路だけは覚えても湧いてきません。輸出でつまずく会社のほとんどは、手続きではなく「売り先が安定しないこと」で止まっています。

右ハンドル車の運転席まわりのクローズアップ

私はトレードカービュー(現TCV)の立ち上げに関わり、その後は自分の中古車輸出会社を創業して豊田通商グループへM&Aするところまでやりました。これまで1,000社以上の輸出の現場を見てきて、うまく回る会社と止まる会社の分かれ目は、だいたい同じところにあります。引き合いを自分から取りに行く形か、受ける形か。ここです。

UCARWORLDは、日本の販売店が世界100か国以上へ在庫を見せられるマーケットプレイスです。Web集客に力を入れているので、掲載した在庫に対して海外から問い合わせが入る形になります。乗用車だけでなく、商用車・トラック・建機にも対応しています。国内で動きの鈍い長期在庫車の出口としても使っていただけます。加盟いただいた販売店には、進め方の相談にも乗っています。

海外販売を考えている方は、気軽に声をかけてください。掲載をご希望の販売店からのお問い合わせもお待ちしています。「この在庫、海外で値段が付くのか」という輸出可能性の診断も承っていますので、まずは在庫リストを見せていただければ話が早いです。