💡 この記事でわかること

  • 輸出台数と平均FOB単価で、ランキングの並びが変わる理由
  • 上位車種ほど業者オークションで利益が薄くなる仕組み
  • 年式制限や関税の変更で、売れる年式帯が入れ替わる流れ
  • 左ハンドル車や特殊車両を長期在庫の出口にする考え方
  • 自社の在庫を仕向地の候補に当てはめる3つの手順

中古車輸出の車種ランキングは、仕入れの目安にはなります。ただし、利益の保証ではありません。

「上位の車を仕入れれば売れるんでしょ?」と思いますよね。売れるのは確かです。ただ、売れることと儲かることは別の話です。

ここを取り違えると、人気車種を高値でつかんで、利幅の残らない在庫を抱えます。そうなると、次の仕入れに回すお金まで細っていきます。

この記事では、ランキングの読み方に絞ってお話しします。台数と単価のずれ、上位ほど利益が薄くなる理由、規制による入れ替わり、ランキングに載らない車の出口までです。

車種の一覧を眺めて終わりにはしません。「自社の在庫にどう使うか」を一緒に考えます。

中古車輸出の車種ランキング、上位の人気車種を先に知っておいてください

まず顔ぶれだけ押さえます。順位表を長く並べても、仕入れの役には立ちません。傾向だけ見てください。

上位に並ぶのはSUV・ミニバン・商用バンが中心

輸出で台数が出る車は、大きく4つのタイプに分かれます。車種名は、あくまで例として挙げます。

タイプ例海外バイヤーが見る点
SUVランドクルーザー、ハリアー、ヴェゼル、ライズ悪路での耐久性、サイズ、部品の入手しやすさ
ミニバンアルファード、ヴェルファイア乗車人数、装備、現地でのリセールのしやすさ
商用バンハイエース積載力、走行距離が伸びても使い続けられるか
セダン・ハッチバックプリウス、カローラ燃費、維持費、修理のしやすさ

表の右の列を見てください。海外バイヤーが見ているのは、車の「人気」よりも「何年使い続けられるか」です。ここが、国内の買い手とのいちばんの違いです。

実際の順位は年ごとに動きます。最新の並びは、あとで触れる財務省の貿易統計で確認してください。

国内で値が落ちる車ほど輸出で残るのはなぜか

国内では、過走行になると査定がぐっと下がります。ところが海外では、同じ車が現役で働き続けます。

理由は三つあります。壊れにくいこと、整備の記録が残っていること、そして現地でも部品が手に入ることです。

買ったあとに何年も乗って、手放すときにもう一度売れる。この「出口のある車」が、バイヤーにとっては安心なんです。

「高走行=売れない」という国内の固定観念は、いったん捨ててください。国内で値が付きにくい車ほど、海外で使い道が残っていることがあります。

手元の在庫が海外で動くのか一度見てほしい、という方は気軽に相談してください。在庫車両の輸出可能性の診断も受けています。

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ただ、ここで話を終わらせると危険です。ランキングに載る車が、そのまま儲かる車とは限りません。次の節から、そのずれを見ていきます。

輸出台数とFOB単価で並びが変わる、ここで差が出ます

台数の多い仕向地と、1台あたりの単価が高い仕向地は、同じ顔ぶれになりません。どちらを基準に仕入れるかで、在庫回転と1台の利益が変わります。

統計は、財務省の貿易統計で見られます。e-Statでも公開されています。仕向地別の台数と金額が出るので、金額を台数で割れば平均のFOB(本船渡し)単価が分かります。

気をつけたいのは品目の区切りです。新車と中古車が混ざっていないか、統計の説明で確認してください。ここを見落とすと、中古車の相場とかけ離れた平均単価で判断することになります。

比べる点台数が多い仕向地単価が高い仕向地
買い手の層幅が広く、価格帯もばらける高年式・高装備を選ぶ層に偏る
在庫回転速くなりやすい買い手が絞られ、遅くなることもある
1台の粗利競合が多く、薄くなりやすい厚くなりやすい
資金負担軽い仕入れ資金が重い
つまずきやすい点同じ車を狙う業者が多い仕様が合わないと売れ残る

計算のイメージを、仮の数字で示します。実際の統計ではありません。

  • A国:1,000台・金額10億円 → 平均100万円
  • B国:200台・金額4億円 → 平均200万円

台数ではA国が上、単価ではB国が上です。この二つを同じ「ランキング」として眺めると、判断を誤ります。

海外バイヤーの側から見ても、求めるものが違います。台数の多い国では、価格の手ごろさと届くまでの早さが効きます。単価の高い国では、年式や装備の条件がそろっているかが問われます。

台数が多い仕向地は回転が速く、1台の粗利は小さくなりやすい

買い手が多い国は、船に載せる頻度も高く、車が現金に変わるまでが早いです。資金に限りがある立ち上げ期には、これが助かります。

一方で、需要が大きい国には輸出業者も集まります。同じ車種を同じ国へ送る業者が増えれば、現地の販売価格は押され、1台の粗利は削られます。

薄利で回す形になるので、仕入れのミスがそのまま利益に響きます。1台の読み違いを、ほかの車の利益で埋める。そんな状態が続くと、回転が速くても手元にお金が残りません。

単価が高い仕向地は高年式・高装備に偏る

単価の高い国では、年式が新しく、装備の充実した車が動きやすい傾向があります。1台の粗利は取りやすい反面、仕入れ資金は重くなります。

しかも、仕様が現地の好みとずれると、一気に売れ残ります。高い車が1台止まるだけで、資金の大きな部分が寝てしまうわけです。

回転を優先するのか、利益率を優先するのか。この選び方で、狙う車種も変わります。迷うなら、まず回転で資金を回し、慣れてから単価帯に広げるのが現実的です。

1台の粗利より、資金が戻ってくる回数で比べる

「1台の粗利が大きいほうが得でしょ?」と思いますよね。ところが、同じ資金で何回転できるかまで見ると、話が変わることがあります。これも仮の数字です。

  • 台数の多い国向け:1回転あたりの粗利が8万円、年6回転 → 年間48万円
  • 単価の高い国向け:1回転あたりの粗利が20万円、年2回転 → 年間40万円

粗利の大きさだけを見ると後者が勝ちます。でも、資金の戻る回数まで入れると、前者が上回ります。単価の高い国で売れ残りが出れば、この計算はさらに崩れます。

自社の車が、仕入れから入金まで何日かかっているか。その平均が分からないまま台数と単価の話をしても、どちらが得かは決められません。

直近で売れた車を何台か選び、落札日と入金日を並べて、平均の日数を一度出してみてください。どこで日数がかかるかは、中古車輸出の9工程と入金までの流れで整理しています。

日数が見えれば、年に何回転できるかが分かります。そこで初めて、上の計算を自社の数字で回せます。

粗利の大きさと、資金が戻る回数は別に見ます(仮の数字)
台数の多い国向け
年間48万円
1回転あたりの粗利が8万円、年6回転
単価の高い国向け
年間40万円
1回転あたりの粗利が20万円、年2回転

● 単価の高い国で売れ残りが出れば、この計算はさらに崩れます

ランキング上位の車種ほど業者オークションで利益が薄くなる理由、正直に言います

トレードカービューを立ち上げたころから、多くの販売店さんの輸出を見てきました。何度も見たのは、人気車種を高値で仕入れて、利幅が残らなくなる場面です。

オークションでは輸出バイヤー同士が競り合う

業者オークションには、国内向けの販売店だけでなく、輸出を手がけるバイヤーも参加します。ランキング上位の車は、海外での売れ行きを誰もが知っています。

そのため、同じ出品車に何人もの輸出バイヤーが手を挙げます。競りが熱くなると、落札価格は現地での販売価格に近づいていきます。

上位の車ほど、利益の取りしろが仕入れの段階で削られるわけです。粗利は薄くなり、値下げの余地もなくなります。

仕入れ値と現地での販売価格の差をどこで見るか

見るべきなのは、順位ではなく差額です。落札する前に、次の順番で上限を決めておきます。

  1. 現地で売れそうな価格帯を、取引先のバイヤーに確認する
  2. そこから、日本国内で出ていく費用(陸送・整備・書類・港までの費用)を引く
  3. さらに、自分の利益と、為替が動いたときの余裕を引く
  4. 残った額が、その車に出せる仕入れ値の上限

国内で出ていく費用は、見積もりから漏れやすい項目です。陸送や港までの費用は、仕入れた場所と積む港の距離で変わります。落札してから計算するのでは遅いです。

陸送中の中古車

為替の余裕も、つい削りたくなる部分です。円安で海外の買い手が強気になると、オークションの相場も引き上げられます。この関係は円安が仕入れ値と利益率に与える影響で詳しく書いています。

熱くなって上限を超えて落札する。これが現場でいちばん多い失敗です。高く買った車は、値下げして早く売る手が使えず、長期在庫に変わっていきます。

在庫回転が落ちれば、次の仕入れに回せる資金も減ります。上限を超えたら降りる。これを守るだけで、利益の残り方は変わってきます。

落札する前に、仕入れ値の上限を決めます
1 現地の価格
確かめる先
取引先のバイヤー
見るもの
現地で売れそうな価格帯
▼
2 国内の費用を引く
引くもの
陸送・整備・書類・港までの費用
▼
3 利益と余裕を引く
引くもの
自分の利益、為替が動いたときの余裕
▼
4 残った額
意味
その車に出せる仕入れ値の上限

● 上限を超えたら降りる。これを守るだけで利益の残り方が変わります

上位の車種を追うか、見送るか、その分かれ目

「じゃあ上位の車は避けるべきなの?」というと、そうではありません。追っていい場面と、見送ったほうがいい場面があります。追っていい場面は、次のとおりです。

  • 取引先のバイヤーから、その車種の引き合いが先に来ている
  • 上限額を決めてあり、超えたら降りると決めている
  • 同じ車種を何台も抱えない台数にとどめている

見送ったほうがいい場面は、こちらです。

  • 順位が高いというだけで、買い手の当てがないまま仕入れようとしている
  • 上限を超えそうなのに、「もう少しなら」と手が動いている
  • すでに同じ車種の在庫が動いていない

順位の高い車種で競り負け続けるなら、年式をひとつ下げる、グレードを変える、同じ用途で順位が少し下の車種に目を向ける。こういう手もあります。

ボディカラーや装備の好みは国ごとに違います。そこで外れる車種は、競りが緩くなることもあります。ただし、買い手の当てがあってこその話です。

一度、自社で競り負けが続いている車種を書き出してみてください。そのうえで、同じ用途で代わりに狙える車種を取引先のバイヤーに聞いておく。これだけで、仕入れの選択肢が広がります。

茶谷's POINT 統計の平均単価と、取引先バイヤーが示す価格がずれたら、私はバイヤーの価格で上限を決めます。平均は高年式・高装備の車に引っ張られやすいからです。統計で決めると、落札後に売値が届かず値下げに追われます。落札前に同じ年式帯の売値を聞いてください。
茶谷's POINT

年式制限や関税でランキングは入れ替わる、ここを間違えると危険です

ランキングの順位は、車の人気だけで決まるわけではありません。輸出先の年式制限や関税が変わると、売れる年式帯も順位も動きます。

年式制限が売れる年式帯を決める

国によっては、初度登録からの年数で、入れる車に線を引いています。ケニアはその例として知られています。パキスタンやスリランカ、マレーシアなどでも、年式や税の扱いは国ごとに違います。

年式制限がある国では、制限に収まる新しめの年式に需要が集まります。同じ車種でも、年式がひとつ違うだけで買い手の数が変わる。これが、国内の感覚とのいちばん大きなずれです。

ここで起きやすい失敗が、年式制限を確認せずに仕入れてしまうことです。落札したあとで「その年式は入れない」と分かると、車は行き場を失います。

別の国へ回すか、国内で値を下げるか。どちらにしても、利益は残りません。輸送の手配や書類の作り直しで、日数もかさみます。

入れるかどうかの線だけでなく、年式で税負担が大きく変わる国もあります。タンザニア向けの年式と税金の関係を見ると、年式ひとつで採算が変わる感覚がつかめるはずです。

関税や輸入制度が変わると需要が別の国に移る

関税が上がる、輸入の手続きが変わる。そうなると、その国で採算が合わなくなった車は、別の仕向地へ向かいます。ロシアのように、制度や情勢の変化で需要が大きく動いてきた国もあります。

規制の発表前には駆け込みで動き、発表後は該当する年式帯が余る。こうした動きは、よく起こります。同じ車種でも「いまどこに出せるか」は固定ではない、ということです。

駆け込みの時期に高値で仕入れた車が、発表後に余って値崩れする。ランキングだけを見ていると、この波にそのまま飲まれます。

規制の種類起きやすいこと確認先
年式制限入れる年式帯が絞られ、新しい年式に需要が寄る仕向国の公的な発表、取引先のバイヤー
関税の変更負担が増える国の需要が減り、別の仕向地へ移る仕向国の税関の発表
輸入制度の変更必要な手続きや、受け入れる仕様が変わる仕向国の担当省庁の発表、取引先のバイヤー

規制は、必ずその国の公的な発表で確認してください。JETROのような公的機関がまとめた情報も手がかりになります。人づてや古い情報のまま仕入れるのは、危険です。

ランキングに載らない車種が長期在庫の出口になる、意外に強いです

ランキング外の車は、買い手の数が少ないだけで、買い手がいないわけではありません。国内で動かなくなった長期在庫には、こういう出口が役に立ちます。

左ハンドル車を毎年決まった時期に求める買い手もいる

日本で流通する車の多くは右ハンドルです。そのため、輸出ランキングの上位も右ハンドル仕様が中心になりやすく、左ハンドル車は順位に出てきません。

ただ、ランキングに出ないことと、買い手がいないことは別です。たとえば、私が中古車輸出の会社を運営していたころ、うちの販売店では、11月になると必ず左ハンドルの車を一台購入する欧州のお客様がいました。

その方は、奥様へのクリスマスプレゼントのために、毎年一台日本から車を購入していましたね。

このように、台数の統計には現れない買い手がいます。年に一台でも、毎年同じ時期に来る買い手は、ランキングからは絶対に見えません。

UAEなど左ハンドルの車が主流の市場に目を向ければ、右ハンドルの在庫とは別の出口が見えてきます。ただし、時期や買い手の好みを知らないと、探し当てられません。

送迎バスや特殊用途車にも出口がある

特殊車両は、買う人が限られます。限られる分、競り合う相手も少なく、仕入れ値を抑えやすい面があります。

たとえば、うちの販売店では、幼稚園バスもアフリカによく輸出していました。あえて安く購入をしていましたが、アフリカでは幼稚園バスに大人が乗るのでしょうか?想像すると面白いですね。

霊柩車(れいきゅうしゃ)も同じです。うちの販売店では、霊柩車を得意としている輸出会社さんもありました。きらびやかな車だから購入するとのことですが、バイヤーさんが知って買っているのかは気になります。

このように、国内の需要が限られる車でも、世界には必要とする人がいます。長期在庫の出口は、販路の広さで決まります。

なお、特殊車両は荷台や内装といった架装の部分の扱いが、国ごとに違うことがあります。出す前に仕向地の条件を確認してください。

長期在庫を出口につなげる順番

動かない車を、国内で値下げを重ねながら抱え続ける。これがいちばん資金を食います。ランキングに載らない車ほど、買い手に届く前に時間だけが過ぎがちです。順番としては、次のように進めます。

  1. 何日動かなければ長期在庫とみなすか、その線を先に決める
  2. ハンドル位置、架装の状態、年式、走行距離を整理して、買い手に伝わる形にする
  3. 仕向地の条件を確認してから、買い手の当てがありそうな国に絞る
  4. 一定期間で反応がなければ、値下げの幅と別の仕向地への振り替えを決める

1つ目の線を決めていないと、「もう少し待てば売れるかも」がずるずる続きます。日数で区切っておけば、迷う時間そのものが減ります。

特殊車両や左ハンドル車は、買い手が少ない分、情報の出し方で差が出ます。仕様の説明があいまいだと、買い手は問い合わせてきません。ランキングの外にある車こそ、仕様を細かく伝えてください。

長期在庫は、この順で出口につなげます
1
何日動かなければ長期在庫とみなすか、その線を先に決める
2
ハンドル位置、架装の状態、年式、走行距離を整理して、買い手に伝わる形にする
3
仕向地の条件を確認してから、買い手の当てがありそうな国に絞る
4
一定期間で反応がなければ、値下げの幅と別の仕向地への振り替えを決める

在庫回転を上げるランキングの当てはめ方、結論ここから始めるのが現実的です

ここまでの話を、実際の仕入れと販売に落とします。順番は決まっています。年式制限の確認、仕向地の候補、単価帯の確認です。

年式と仕様から、まず仕向地の候補を絞る

最初にやるのは、売りたい車の初度登録年・走行距離・ハンドル位置の確認です。そのうえで、次の順に絞ります。

  1. 年式制限で入れない国を外す
  2. ハンドル位置が合う国に絞る
  3. 残った国の関税や輸入制度が、最近変わっていないか確認する

初心者がつまずきやすいのが、ハンドル位置です。パキスタン、スリランカ、ケニア、マレーシアは左側通行の国で、右ハンドルの日本仕様が受け入れられやすい国です。一方、左ハンドルが主流の市場もあります。

モンゴルのように、通行は右側でも日本の右ハンドル車が走ってきた国もあります。ただ、制度は変わることがあるので、その国の公的な発表で確認してください。

過走行の車も同じ手順です。走行距離が多くても買う国はありますが、年式制限で入れなければ意味がありません。

仕向地の候補は、この順で絞ります
1
初度登録年・走行距離・ハンドル位置を確認する
2
年式制限で入れない国を外す
3
ハンドル位置が合う国に絞る
4
残った国の関税や輸入制度が、最近変わっていないか確認する

台数と単価のどちらを狙うかを決める

仕向地の候補が残ったら、次は台数と単価の確認です。第2節の表と貿易統計の数字を並べて、どの価格帯が動いているかを見ます。

在庫回転を早めるには、仕入れの時点で出口を二つ持っておきます。ひとつの国だけに頼ると、規制や需要の変化で一気に止まるからです。

規制だけでなく、海上輸送の事情ひとつで主要な仕向地への流れが止まることもあります。その場合の考え方は中東情勢と海上輸送の影響で書いています。

売れない在庫の持ち方にも、決まりを作ってください。何か月たったら値を下げるのか、別の仕向地に回すのか。決めておかないと、長期在庫は増える一方です。

仮の在庫で、手順を通してみる

頭で分かっていても、手が止まる方は多いです。そこで、仮の在庫で流れを見てみます。数字や国は実際のものではありません。

右ハンドルの商用バンが1台あるとします。初度登録からの年数が長く、走行距離も多い車です。

  • 年式制限:入れない国を外すと、候補が数か国に減る
  • 仕向地:残った国のうち、右ハンドルを受け入れる国に絞る
  • 単価帯:貿易統計で、その国向けの平均単価が自社の仕入れ値に見合うかを見る

ここで、単価が合わない国は外します。残った国が一つだけなら、その国の規制変更ひとつで止まる在庫です。

仕入れの前に、候補が二つ以上残るかどうかを見ておく。それだけで、落札後に慌てる場面は減ります。自社の在庫から1台選んで、この3段階を一度通してみてください。

「この車、どこの国なら動くのか」と迷う在庫があれば、気軽に相談してください。掲載を希望する販売店さんからのお問い合わせも受けています。

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相談の前に、初度登録年・走行距離・ハンドル位置の3つを手元にまとめておくと、話が早く進みます。

車種ランキングのよくある質問に答えます

ランキングは毎年変わるのか

上位の顔ぶれは、比較的安定しています。ただし、輸出先の年式制限や関税が変わると、売れる年式帯や順位が入れ替わります。年に一度は、財務省の貿易統計で確かめてください。

上位車種だけ仕入れれば利益は出るのか

出るとは限りません。上位の車はオークションで輸出バイヤーと競り合うため、仕入れ値が上がります。仕入れ値と現地での販売価格の差を見て判断します。

過走行や古い年式の車でも、ランキング車種なら売れるのか

売れる国はあります。ただ、年式制限で入れない国もあるので、先に仕向地の規制を確認します。

輸出台数の統計はどこで確認できるのか

財務省の貿易統計で、国別の台数と金額を確認できます。e-Stat(政府統計の総合窓口)でも公開されているので、台数と単価の両方を見られます。

台数と単価のランキングは、どちらを先に見ればよいのか

資金に余裕がない時期は、台数の多い仕向地を見て、資金が戻る速さを優先します。回転が安定してから単価の高い仕向地を見て、1台の粗利を伸ばす形が進めやすいです。

ランキングに載らない車は輸出できないのか

できます。左ハンドル車や送迎バス、特殊用途車にも、特定の買い手がいます。販路の広さが、出口を左右します。

UCARWORLDが選ばれる理由

「ランキングを見て仕入れたのに、思ったほど利益が残らない」「国内で動かない在庫を、どう出口につなげればいいか分からない」。そんな悩みは、珍しくありません。

私は、トレードカービューを立ち上げた当時から、輸出に取り組む販売店さんを数多く見てきました。これまで1,000社以上の輸出支援に関わってきましたが、うまく回している店に共通するのは、順位ではなく出口を見て仕入れていることです。

自分で中古車輸出の会社(カーペイディーエム)を創業して運営していたころも、左ハンドル車や送迎バスのように、順位に出てこない車の買い手は確かにいました。

UCARWORLDは、世界100か国以上に販路を持つグローバル中古車マーケットプレイスです。乗用車だけでなく、商用車・トラック・建機にも対応しています。

販路が広いほど、ランキングに載らない車や長期在庫になった車にも、買い手が見つかる見込みが広がります。SEOやWeb集客にも強いので、仕様を細かく載せた車ほど、探している海外バイヤーの目に届きやすくなります。

海外販売が初めての販売店さんも、加盟後の支援を受けられます。モールに加盟している会社への支援として、在庫車両の輸出可能性の診断も受けています。

全体の流れを先に知りたい方は、中古車輸出ビジネス完全ガイドからどうぞ。掲載を希望する販売店さんも、海外販売を検討中の方も、お問い合わせフォームから気軽に連絡してください。